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2021/10/14 14:00



「あんな嫌なことが起こったらどうしよう・・・」
「こんな怖いことが起こったらどうしよう・・・」

抱えている不安なことが
起こってしまうのではないか、

悪いことや嫌なこと、辛いこと、
傷つくことなどが起こってしまうのではないかと、

不安が不安を呼ぶ。


このような考えが定期的に頭を反芻し、
大惨事が起こるのではと不安で心配になり
考えこんでしまう。


このようなことを
経験したことはありますか?


もちろん人間なので、
不安をゼロにすることはできない。

不安は正常です。
誰もが時々不安を感じます。

ただし、慢性的に、日常的に、
このような不安と心配に襲われ、

苦しみ、迷惑で、
QOL(生活の質)へも
影響を及ぼしてしまっているのなら、

それは一度立ち止まり、
一時停止するタイミングなのかも。


・飛行機が墜落するのではないか
・喉が痛い。癌にかかっているのではないか
・転職したいけど今よりも環境が悪くなったらどうしよう


いつも何か悪いことが起こりそうだと感じ、
切迫した感覚となり、
不安、心配、恐怖が襲ってくる。


この「不安予測」というものの
全てがダメで、

心配することは悪いものと
見なすということではない。

これがあったからこそ、
危機察知能力が向上し、
先祖はどう猛な動物の餌食にならずに
生き延びてこられたという過去を持つ。

DNAによって不安予測というものは、

生存本能として
人間にデフォで設定されているから
仕方のないこと。


この不安予測が適切に機能する場合、

様々な起こりうる危険に
備えることができ、

危険から逃れるのを
助けることができたり、

私達の命を救うことができる。


私達へ何らかの危機を伝えてくれている、
シグナルでもあるとも言えるから。


ただし現代は、どう猛な動物が
茂みに隠れ、私たちの命を、
刻一刻と狙っている状況ではないということ。

すべてにおいて危険と見なし、
今を楽しめなくなり、
非常に心配してしまっているとき、

その不安は過剰となり、
手に負えなくなり、問題となってしまう。

うつやパニックなどのメンタルバランスを
大きく乱してしまったり、

不安で直視できずに物事を避けたり、
逃避したり、問題を無視してしまい、

より多くの不安を引き起こしてしまう
心理学でいうところの”回避”と言われている
行動に繋がってしまったり、

不安を防ぐ強迫観念に陥り、
不安な感情を和らげようと
反復行動(何度も手洗いをしたり、
鍵やガスなどの締め忘れの過剰な確認など)をとったり

中毒行動(暴飲暴食、過剰なアルコールなど)に繋がるなど

不健康で不適切な感情処理の方法で
対処してしまうリスクが
高まってしまいます。


そこで、

1)悩みのリストを作ること



現状、心配していること、
不安に思っていることを全て
紙に書き留めていきます。

また不安というのは、
突然、目の前に霧のように
現れるものではなく、

ほとんどの場合、
その根源、ルーツがある。

どこから始まったのかの
過去を辿る必要がある。

直視し、ルーツに到達し、
腫瘍を突きとめ、

原因を把握することで、

それを承認し、受け入れ、
許し、通過させられることで、

全ての霧が晴れ、
消えていくこともあるから。



2)その悩みを分析する



その悩みは現実的か非現実的か。

下記のような状況は
割と現実的で、誰でも不安や心配は
大なり小なり起こるもの。

・新しい土地への引っ越しによって緊張している
・新しい職場でうまくやれるか心配している
・うまくプレゼンできるか不安になる


現実的ではないもの、
自分ではコントロール不可なこととして
下記のような非生産的な心配事です。

・将来分からないのにいつか癌になるかもしれないと不安
・旅行先で自動車事故に巻き込まれるかもしれない
・プレゼン失敗したら職を失うかもしれない


不安、心配する時間に制限を設けること。
制限時間は20分~30分間にする。

その時間だけはどれだけ
悩んでもいいけど、

「20分経過したら、
日常生活に戻る扉を開けること」と自分と約束する。

予め「この時間からこの時間は悩み時間」と
スケジューリングしておく。

夜にしてしまうと睡眠に影響を及ぼすので
できれば午前中に済ませておく。


次は、心配事に備えるためにできることの
リストを作成していきます。

さまざまな解決策、最終目標、
アクションプランを練っておく。
できるだけ多くのことを考える。

イベントにどのように対処するかを
事前に計画しておく。

・飛行機にちゃんと乗れるか不安
→「事前に搭乗口までの道のりと所要時間をwebでチェックしておく」

・海外旅行中に道に迷ってしまったらどうしよう
→「尋ねる際に必要な英会話フレーズを用意しておく」


これがあなたの計画です。

必要に応じて、計画を小さなステップに要素分解します。

不安を感じるときは、備えたリストを見て、
今、自分は何ができるかを確認して
解決策につながる生産的な行動をとること。


3)受け入れる



未来のことを誰にも分らない。
例え1秒先のことでさえも。

人生は不確かなことしかない。

その不確実性に敏感に怯え、
過剰に心配して身動きがとれないように
感じてしまう場合、

人生のほとんどを心配して
過ごすことになってしまうと
言っても過言ではない。

だからどこかで不確実性を
受け入れる必要がある。

不確実性が存在することに気づいて認識し、
制御しようと抗わず、それを手放して、

楽しみ、または評価できることに
集中することを意味します。


4)現実的な考えに置き換える



その心配事や恐れが、
実際には起こりそうにないことであったり、
比較的小さなことを過剰に、不釣り合いに
心配してしまっているということがあります。

これら考えを現実的な考えに置き換えること。

下記を自問する。

・その考えを裏付ける証拠はありますか?
・私は状況のあらゆる側面について考えましたか?見逃したことはありますか?
・以前にもこの位置にいたことがありますか?その時何が起こったのですか?
・この考えが現実的に起こる可能性はどうですか?
・最悪の事態が発生した場合でも、私はそれについて何かすることができますか?

現実的な考えができたら
役に立たない不安な
考えを置き換えます。

プレゼンでうまく話せなかったら職を失う
→うまく話せない時も人間だものある。
実際に以前にうまく話せなかったことあるけど、
周りは少し戸惑い、疑問には思っていたと思うけど、
仕事を失うことはなかった。

思考は事実ではないということ。

その思考を持っているからといって、
それが真実であるとは限らないということ。

それはたくさんあるただの考えの1つであり、
情報の1つにすぎないということを覚えておく。



5)自分の世話をする



・十分な睡眠
・魚・野菜・果物など栄養価の高い食事
・定期的な運動
・毎日のリラックスタイム
(お気に入りのアロマやバスグッズ、好きな本、
瞑想&呼吸法、マッサージなど)
・親しい人への相談




いかがでしたか?

不安や恐れは誰しも持っているもの。

それらによって、自分の人生が
コントールされ、主導権を与えることを
許してはいけない。

人生は不確実なことの連続だということを
受け入れること。

だからこそ目の前にはたくさん
まだ見ぬ可能性が広がっている。


おあとがよろしいよう。
今日はここまで。
おしまい。


Good virtues(グッドバーチューズ)