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2021/07/12 14:00



あなたの体内ではマリファナと同様の
物質が作られているのをご存じでしょうか?

カンナビノイドと呼ばれる物質です。
天然に体と脳内に存在しています。

この分子と、この分子をしっかりと
キャッチしてくれる受容体という細胞があります。

鍵(カンナビノイド)と鍵穴(受容体)のような関係です。

この関係をECS(エンド・カンナビノイド・システム)と呼ばれています。

エンドってのは「内側」って意味。

体内や脳内の内側で、
このシステムが機能しているってこと。


ではこの機能って何かというと、

人間が、地球上で生きていくために
本来備わっている身体の調節機能を担っています。

具体的には、

睡眠、食欲、痛み、感情、気分、
免疫調整、感情制御、運動機能、
発達と老化、神経保護、認知と記憶、
生殖など、

生きるために必要な人間の機能です。


人間たらしめる、生きていくために必要な
あらゆる機能を「調整」し、「バランサー」として、
非常に大切な役割があるというわけです。


カチャと鍵穴にピッタリと入ります。
入るとギュイーーンって発電、稼働します。


この鍵と鍵穴のシステムが
しっかりと体内と脳内で稼働しないと

上記の機能に乱れが生じ、
バランスが崩れてきます。

特に鍵穴とされているカンナビノイド受容体は
他のどのタイプの神経伝達物質受容体よりも
「脳内」に豊富に存在していることが知られています。


鍵が少なかったり、脆弱だったり、
また鍵穴もしかり。

お互いがぎくしゃくした関係となれば、
免疫力や脳内やメンタルにその影響は生じてしまう。

・うつ病
・不安障害
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
・多発性硬化症
・注意欠陥/多動性障害(ADHD)
・睡眠障害
・線維筋痛症
・パーキンソン病

病気、ストレス、怪我、傷、など、
ネガティブ要因が発生すると、人間の体は
自動で、修復機能のスイッチがオンされる。

その修復システムは
この鍵と鍵穴の関係にも大きく関係していて、

体の健康を維持するために、

私達の細胞は、鍵の役割をした
カンナビノイドという物質を、
体内で自然に作りだしてくれ

その受け皿となる鍵穴も
しっかりキャッチしてくれ、修復、回復、維持に
努めてくれるってわけ。

頼んでもいないと言う言い方は細胞には
失礼だけど、誰の指示もなく
オートマチックにやってくれる。

最強の生命維持装置を人間は本来
持っていることにただただ神ってると感心。

サウスカロライナ大学の
研究担当副学長であるPrakashNagarkatti教授は

「研究の大部分で、エンドカンナビノイド(鍵)が
免疫細胞の活性化時に生成され、
抗炎症剤として作用し、

免疫応答の調節に役立つ可能性を示している。

したがって、

エンドカンナビノイド(鍵)の代謝や産生を

操作したり、介入することで

広範囲の炎症性疾患へ
新しい治療法として役立つ可能性がある」
と示唆されています。

でも、この鍵となるカンナビノイドって
年々、加齢とともに減っていってしまう。

だからカンナビノイドを
外部から補給し、増量させなきゃいけない。

それには大麻やCBDなどがある。

これらは鍵となるカンナビノイドを持っていて、
人間の体内や脳内にある鍵穴である受容体に
すっぽりとハマるってことが分かっている。

でも、大麻やCBD以外にも
内在性カンナビノイドシステムを自然に
刺激してサポートする効果的な方法がいくつかある。


1)寒冷曝露 



極度の寒さに晒すこと。寒冷曝露。
これによりエンドカンナビノイドのレベルが増加することが
分かっています。

また、寒冷曝露がカンナビノイド受容体であるCB1の
密度を大幅に増加させることを発見されています。

ちなみにカンナビノイド受容体には
CB1とCB2ってのがあります。

これらカンナビノイド受容体だけではありませんが、
最初に発見されたものであり、今でも
最もよく研​​究されている受容体です。

CB1受容体は、脳内で最も豊富な受容体タイプの1つです。
GABA、グルタメート、ドーパミン、セロトニンなどの
多くの神経伝達物質に影響を与えます。

一方、CB2受容体は、主に免疫系と血球内に見られます。







2)ストレスを解消する活動に従事



慢性的で過度なストレスは、
ストレスホルモンである長期間の高コルチゾールが分泌され、
エンドカンナビノイドレベルの減少や
脆弱性などに悪影響があると言われていて、

逆に、抗ストレス機能のある食品の摂取や
ストレス発散活動は
エンドカンナビノイドレベルを上昇させる可能性があるという
動物により研究もあります。


ストレスを軽減し、エンドカンナビノイドシステムを
向上させる方法として

・運動
中強度および高強度の運動は、
内在性カンナビノイドシステムを活性化することが示されています

・瞑想
・ヨガ
・歌やダンス
・マッサージ
・針

・オステオパシー(関節の可動域を改善し、
痛みを和らげるために、組織と筋肉の力学のバランスをとろうとする治療)
オステパシーは内在性カンナビノイドレベルを
平均168%増加したという研究もある


また社会的孤立状態にあるラットは、
カンナビノイド受容体の産生が少なくなることが
下記の研究でも分かっているので、

友人や家族、親しい人との会話、
付き合い、コミニケーションも、(無理矢理しては
ストレスと判断してしまうから良くないとけど)大事になってくる。



3)エンドカンナビノイドシステムを強化する食品



CB2受容体を活性化するテルペン(香気成分)で
ベータカリオフィレンという成分があります。

CB2受容体の活性化は、炎症、痛み、
気分障害の治療に最適とされています。

■ベータカリオフィレンが豊富に含まれている
植物として

・ヘンプオイル
・ブラックシードオイル
・クローブ
・シナモン
・レモンバーム
・ローズマリー
・バジル
・ラベンダー


またCB2受容体を活性化する食品として
2009年にJournal of BiologicalChemistryで発表された

・アブラナ属の植物(ブロッコリー、カリフラワー、ケール、
キャベツ、芽キャベツ、キャベツなど)
これらのアブラナ科の野菜が示唆されています。


■必須脂肪酸



生きていくために取り入れないといけない
必須の脂肪酸。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸。

この脂肪酸はバランスが非常に重要で、
健康的な比率で、ECSの活性を高めることができます。

エンドカンナビノイドは、オメガ-6脂肪酸である
アラキドン酸から生成されます。

十分なアラキドン酸を持つことは
エンドカンナビノイド産生に不可欠です。

ただしこのオメガ6、摂取が過剰だと
逆にカンナビノイド受容体の脆弱に
つながる可能性があります。

オメガ6は大抵の食品でとることができるので
このオメガ6をバランス良くとって、オメガ3も
意識して摂取すること。

エンドカンナビノイドが増強する脂肪酸として

オメガ3脂肪酸の豊富な

・亜麻仁油
・チーアシード
・クルミ
・サーモン、イワシ、タラ、サバ

「栄養オメガ3欠乏症は、内在性カンナビノイドを
介した神経機能を無効にする」



■ダークチョコレート



ダークチョコレートには
抗酸化物質が豊富に含まれていることが知られています。

しかし興味深いことに、それは
エンドカンナビノイドアナンダミドも
含まれているということ。


またカカオは、人間の脳で自然に生成される
エコカンナビノイドであるアナンダミドが豊富です。
気分、記憶、食欲、痛みの知覚を調節してくれます。

アナンダミドは、放出されると陶酔感のある
幸福感を引き起こし、
至福の神経伝達物質として知られています。

チョコレートを食べることで人々がとても気分が
良くなる理由の1つである可能性があります。


■緑茶



緑茶にだけ含まれているカテキンである
EGCGが、中枢神経系の
カンナビノイド受容体CB1を標的にして結合します。


■クルクミン(ウコン含有)




アダプトゲンに分類されている
ウコンに含有されているクルクミン。

研究者は、クルクミンを4週間補給すると、
CB1受容体に結合し、脳内のエコカンナビノイドレベルが
上昇することで、うつ病が軽減されることを発見しました



いかがでしたか?

おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。