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2021/06/04 14:00



「もう駄目だ・・・」
「はい、詰んだ。人生終了・・・」
「もう立ち上がれない・・・」

あなたはこれまでに”絶望”を
感じたことはありますか?

底の底まで落ちきったと感じ、
もう駄目かなと思った時はありましたか?

絶望、怒り、悲しみ、抑うつ、
不安、失望、不満、恐怖。

人間不信、自分不信、回りは全て敵・・・


この絶望を乗り越えるには、
絶望の中にでも光を見出すこと、
つまりは「希望」。

希望は私たちを前進させ続ける。

希望はほんの少しだけど、

行動への動機、きっかけとなり、

喪失から抜け出すための、
最初の一歩を踏み出す
エネルギーとなる。

そして、実際に行動を実行することで、
さらに希望が湧いてくる。


死別とトラウマの専門
ノースカロライナ大学のリチャード・テデスキ
心理学名誉教授によると

「希望は、更に回復力(レジリエンス)を
養ってくれる」とのこと。

レジリエンスとは、
不利な立場、環境、外的な要因に適応する力のこと、
逆境を跳ね返す力のことを言います。

■レジリエンスを高めコロナ時代を乗り切る(過去記事)


レジリエンスが高ければ高いほど、
トラウマや逆境時にかかるストレス、
不安、悲しみの感情にも
耐えられやすくなり、
迅速にそこから回復し、

挫折から立ち直る方法も見つかりやすい。

希望を持つことで、このレジリエンスを
構築し、

例え暗闇の状態であっても、
あまりその暗闇に影響を受けずに、

前向きな見通しを立て、
不安を減らし、不確実な未来に立ち向かい、

トンネルの先にはきっと光があるだろうと確信し、
一歩、また一歩と歩き、
乗り切ることができる。

希望を持ち、レジリエンス力を高め、
そしてそこから得られた教訓が武器となり、

直面する見えない未来、困難に立ち向かい、
粘り強く、楽観的に、立ち向かう助けと
なってくれるとのこと。

希望の構築は、レジリエンス力の
構築にかかっていて、

レジリエンス力の構築もまた、
希望の構築にかかっている。

希望とレジリエンスは
相互に連動していると。


希望を持つとは、単に自分の苦しい状況について
一時的に逃避したような、

ただただ状況が良くなるように祈るばかりで、
受動的で、一時的で、その場しのぎな、

傷つきたくないと今の感情を奥に追いやり、
無視するような、

一時的に気分を良くするだめだけのものであっては、
とてももったいない。


希望というものを
積極的な行動を取る動機付け役として、
または燃料としてうまく利用するという感覚。


希望をうまく利用することで、

逆境に直面しているにもかかわらず、
より大きな満足感、充実感、幸福感、
コントロール感すら感じるようになり、

よりポジティブな方法で物事を
考えるようにもなり、

問題を解決するのに役立つ
積極的な行動へと繋がっていくから。


「単に逃避のための、一時的に気分を
良くするためだけの希望」ではなく、

積極的なループに入るための大事な燃料とし、
自分のライフスタイル、思考、行動、習慣、
自分そのものを大きく変更し、

「大きく自分を成長させ、
未来を大きく変えるための
燃料としての希望」であるということ。


人生の辛い時期、困難な時期に
希望を育むコツとして、



1)内省する



自分をかえりみる時間を確保する。

明るい点にフォーカスすることで
未来への希望が湧いてくる。

逆に内省によって暗い点にばかり
フォーカスしてしまうと
絶望からの回復には時間がかかる。

人は否定的な部分にばかりフォーカスする
ネガティビティーバイアスという状態に
陥りがちになる。

それは、例えば、9割が良い部分で、
1割がダメな部分だとすると、

その1割のダメな部分にばかり目が行き、
気になってしまい、それで
頭がいっぱいになってしまう。

その能力が進化の過程で人間には
もともと備わっているから。

どうしても心配や後悔に
フォーカスしがちになりますが
この時間は、明るい点、
側面をあえて照らしてあげることで

自分自身の能力、ポテンシャルを
信じられるようになり、

それが自信に繋がり、
それが更なる希望を育むことになるから。


真の希望は、自分への信頼度が
高くないと生まれずらい。

自分自身を心底、信頼すること。

物事が全て順調に、計画通り、
思い描いた通りにうまくいくとは限らない。

壁にぶつかった時、うまくいかずに
絶望に陥った時、

希望に満ちた人は、自分を信じているから、
すべてが最善の方向に向かっていると心から信じ、
前進する。

前進しながらも、不安をもちつつも、
その不安に押しつぶされずに、

最終的には何かしら良い方向に向かっていくこと、
最適な方法で解決する方法に出くわす、ということを
信念レベルで理解しています。


明るい点を照らすとは、例えば、

・過去の小さな成功リスト
・挫折から乗り越えたリスト
・感謝のリスト
・人よりもうまく、早く、簡単にできた勝利のリスト
・自分の才能、チャームポイント
・今日嬉しかったこと、楽しかったこと、幸せに思ったこと
・成長したなと実感できたことリスト
・自分の夢、なりたい理想像へのリスト
・愛する人との生活をより豊かに、より楽しくするためのリスト

どれだけ小さくてもいい。

何か自分にとって、前向きな感情や前向きなことを
経験したときは、注意を払っておく。

毎日20分の散歩を1週間行い、
意識的に良いものを探した参加者は、
悪いものを探すように指示された
参加者よりも幸せで幸福度が高いという
報告がされている研究があります。


自分の気分が良いことに気づいたときはいつでも、
前向きな感情とその原因について
考えるようにする。


無味無臭に感じる人生に”意味”を見出し、
自分の好きなところを肯定し、
受け入れる練習をする。

毎日これら30分くらいの時間を設けて
各テーマを決めて、ジャーナリングする。

目の前に立ちはだかる問題について、

乗り越えることができる、
克服する能力に、
自信を持てるようになるから。


今の自分を形成するためには
膨大な時間を要し、あらゆる荒波を乗り越えて
生き残り、今の自分がいるということ。


否定的な感情を薄め、
自己肯定感の低下を防ぐ方法として、

「人生で本当に重要なことを自分自身に
思い出させること」が重要だと説く心理学者も多いです。

・あなたが感謝している3つのこと
・あなたが興奮している1つのこと
・あなたが誇りに思っている1つのこと


2)コントロールできることにのみ集中する



目の前の問題で、困難な状況に陥っている時、

この状況に嘆き、悲しみ、不安で、後悔で
いっぱいになって「なんで私だけ・・・」とついついなってしまう。

なんで私だけ・・と言う前に
「次にできるアクションは?」という言葉に置き換てみる。

自分でコントロールできることのみに集中し、
前進するためには、何ができるかを考える。

外的な状況を嘆き悲しんでも、
自分でコントロールができないような
不可抗力なことであれば、

それに悩み苦しみ、圧倒され、
時間と労力を消耗させ、
立ち往生するのはもったいから。

そこで、次のアクションプランや目標を
立てることになってくる。

まずは達成可能なものに設定すること。

プラン達成が大きく、とてつもなく
大きく感じる場合は、
小さく達成可能な要素に分解すること。

小さく、小さく達成を積み上げ、
都度、進捗を振り返り、自分を祝福し、
しっかりと味わうこと。

達成を都度、祝福し、噛みしめることで
徐々に自分への信頼度も上がってき、
達成の喜びも感じてくる。

制限的な思考ではなく、
自分へ力を与えてくれるようになる。

そして「成長しているんだ」、
「前に進んでいるんだ」という確証、
実感、安心感も出てくるから。

また取り組んでいる最中のアクションに
焦点があたるということは、前向きな明るい部分に
焦点を当てていることにもなるから。

自分が望む人生を思い描き、
それを実現するためにコミットすることで、
希望は高まってくる。


■自分自身を信頼すること(過去記事)


3)セルフケアの時間をとる



希望を持つには自分自身を信頼し、
自分を愛してあげることが大事になってくる。

困難な時、自分への自信は揺らいでしまい、
自分自身を信じられなくなる。

過去を後悔し、否定的なセルフトークで
自分を罵倒してしまう。
自分に厳しくなりがちになる。

そんな時、自分を愛してあげるセルフケアで
枯れてしまった心に水をあげること。

・瞑想&呼吸

・運動

・健康的な食事

・睡眠

自分自身と自分の可能性を信じること。



4)積極的に希望を探す



物事がうまくいかず絶望感でいっぱいでも、
回りには常に希望が転がっていることを忘れない。

希望は、友人、遊び場、本、
母の言葉、映画、音楽など

問題をうまく解決するための、
突破するためのインスピレーションをくれる
”何か”に出会うまで、
積極的に探す旅に出ること。


5)受け入れる



物事が全て、計画通りに、思い通りに
うまくいくとは限らないし、それほど人生は
簡単なものではない。

いずれにしても想定外のことは
得てして起こるもの。

許すこと。

自分をそのまま受け入れて、手放すこと。
完璧な人間などいないから。

無理してポジティブを演じ、
自分に嘘をつく必要はない。

感じたい感情をそのまま感じること。

ネガティブで否定的な気持ちになっても
それが普通だし、問題ないってこと。

ただそこで、深く思い悩みこみ、
慢性化して、立ち往生し続けるのではなく、


自己を思いやる考え方の
構築に焦点をあてる。

優しいトーンと言葉で
「大丈夫だよ」と自分に声をかけ、

尊厳を保ち、精一杯の愛と、温かい心、
慈悲深さで抱きしめてあげること。

囚われず、執着せず、固執せず、
自分の感情を感じて、
受け入れて、流すこと。

あなたは何も悪いことはなく、自分は
とても愛しい存在だということ。

承認することは、
次に進むための大事な搭乗チケット。

例え背けたくなるようなネガティブ、不快な
感情であったとしても、

今、その感情に向き合うことは
次なるステップを踏んでいるようなものだから。


6)オープンになる



自分がこういうことで不安で悩んでいる時、
他人に弱さを見せるのは難しいかもしれないですが、

信頼できる人に、オープンになること。
素直に頼ること。

自分が遭遇している困難な状況や
壁に立ちふがっている時、
それらをオープンにでき、それを安全に
思えるような人や社会との繋がりは、
確かに心理的に安定することは
研究でも既知の事実。

「私友達全然いないんですけど?」
「友達ゼロなんですけど?」

それでも全く問題ない。

なぜなら、内側から繋がっていると
感じることが重要だからであって、

それは自分が友達になればいいだけのこと。

自分と友達になれば、一人になることは
決してないから。



いかがでしたか?

こんなコロナ禍で希望なんてばからしい。
あめでたい。

そう思ってしまうかもしれない。


何があっても絶望の中でも、希望を育むこと。

暗闇の中でも光を探すこと。

幸せだと思う瞬間を
1つ1つ増やしていく。

そうすると自然と希望も
持てるようになり、

前向きな行動をとる可能性も
うんと高くなるだろうから。



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。




Good virtues(グッドバーチューズ)