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2022/05/10 14:00



「もっとお肌に弾力がほしい」
「もっとお肌の水分保持力をあげたい」
「もっとフワッと柔らかいお肌になりたい」


こんなリクエストを叶える栄養素として
「タンパク質」は、強い味方となってくれる。




健康的な美肌になる要因ってのは、
パズルと同じで、様々なピースが
必要になってくるんだけど、


このタンパク質ってのは間違いなく
大事な1ピースとして、私達の
お肌の改善に力を貸してくれる。



人体のすべての細胞には
タンパク質が含まれていて、

臓器、骨、筋肉、皮膚、髪と
あらゆる箇所に含まれ、

なんと10,000種類以上のタンパク質が
含まれているとされています。


タンパク質は、私達の体の細胞の生成と
細胞の健康維持において

非常に重要な構成要素として機能し

また肌、髪、爪などが丈夫で、
健康であるためには、
必要不可欠な成分なんです。


このタンパク質を構成しているのが
アミノ酸です。


アミノ酸は約500個あるとされ、
その中でも体にとって重要な役割を
果たしているのは、およそ20個ほどだと
言われています。

これら20のアミノ酸のうちの
9つが「必須」とされ、必須アミノ酸と言います。




タンパク質の構成要素であるアミノ酸は、

健康で丈夫な肌、髪、爪を構成している
コラーゲン、エラスチン、ケラチンの
構成要素なんです。



・コラーゲン

私たちの皮膚の75パーセント以上を占めています。
お肌の弾力性、肌のハリに関わるタンパク質で、
お肌の真皮層に見られます。


・エラスチン

真皮に含まれるもう1つの
タンパク質であるエラスチンは、
皮膚を柔軟でなめらかなに保ってくれる
役割があります。コラーゲンの約1000倍の
柔軟性を持つと言われています。


・ケラチン

肌の最外層に位置する角層は、
約80%がケラチンタンパク質。
外敵刺激から守るバリア機能、
お肌の水分を保持し、肌を引き締めるなどの
役割があります。



タンパク質、そのたんぱく質を構成している
最小単位としてアミノ酸が不足してしまうと

お肌の土台が不安定になり、
お肌のハリや潤いがなくなり、

バリア機能も低下して乾燥やシワ、
炎症、肌トラブルを起こしやすくなり

髪は傷んで白髪、抜け毛、枝毛に繋がり、
爪はもろく、変色してしまうことになります。



残念ながら年齢と共に
コラーゲン、エラスチン、ケラチンは
徐々に減少していってしまいます。

年々、皮膚の中間層である真皮は
薄くなっていき、バリア機能も
低下していってしまいます。

つまりは皮膚がたるみ、シワができ、
お肌が乾燥しやくすくなるってことです。


だから、意識して外部から
補給してあげることが大切になってきます。


食事、サプリ、プロテインなどで
タンパク質、アミノ酸を摂取し、
これらが配合または皮膚への浸透を
促進する成分を含んだスキンケアによる
局所ケアも同時に合わせつつ、

内からも外からもケアすることが
非常に大切になってきます。




食事からは


・魚(鮭/サーモン、サバ、サンマ、マグロ、タラなど)

良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラル
DHAやEPAに代表されるオメガ3脂肪酸が豊富。


・卵

卵白には18個のアミノ酸と
9個すべての必須アミノ酸が含まれています。

卵白に存在するコラーゲンの種類は、

グルコサミン硫酸塩、コンドロイチン硫酸、
ヒアルロン酸など、

コラーゲン産生に必要なアミノ酸を
豊富に提供してくれます。



・鶏胸肉

低カロリーで且つ高タンパク質が含有。
100グラムは、わずか110カロリーで
23グラムを超えるタンパク質が
含まれているとされている。

他にもビタミンB6、B12、ニコチン酸、
ミネラルのマグネシウム、セレン、亜鉛なども豊富


ブラックシードオイル/ブラッククミンシードオイル


アミノ酸は18個含まれていて、
9つの必須アミノ酸のうち、全て含有されていて、
(バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、
リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、
スレオニン(トレオニン)、ヒスチジン)

更に(非必須アミノ酸:体内で 合成できるが、
様々な働きが あるため、摂取したいアミノ酸)として

グルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、 
グリシン、プロリン、セリン、アラニン、
チロシン、システイン。

またブラックシードには100g中に20-30gのタンパク質が
含まれている。

他にもビタミン、ミネラル、ブラックシードにのみ
含まれている強力なエイジング成分である”チモキノン”など
お肌のメリットになる成分が数多く含有されている。

またブラックシードオイルに高含有の銅や亜鉛は、
コラーゲンやエラスチンの
生成能力を高めてくれる能力があるってことも
お肌にとって大きなメリットになる。



数あるアミノ酸の中でも、
特に強力な抗酸化作用のあるものについて
下記に過去記事書いてます。


鶏肉、牛肉、魚、子羊、卵、乳製品、
ホエイプロテインなど
動物由来からのタンパク質は
9つの必須アミノ酸すべてを含んでいます。

植物由来のタンパク質は
動物ベースのタンパク質よりも
飽和脂肪と添加物が少なく、
ヴィーガン、ベジタリアンの人も安心です

ただし必須アミノ酸の全てが動物由来ほど
揃っておらず完全ではありません。

そこで不足した分は
下記を追加して補います。

・エンドウ豆タンパク質:
アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)が豊富。

・玄米タンパク質:
9種類の必須アミノ酸がすべて含まれています。
ただしアミノ酸(リジン)が少ないので
これだけで全てをまかなうことはできない




どちらのタンパク質が良いかは
一概に言えないので

味、倫理、アレルギー、不耐性など
個人のライフスタイルや好みに合わせて
取り入れるようにすること。


良質で、高いタンパク質は、
美肌にモロに直結しています。


いくら高価な美容成分をお肌に届けようとしても
そもそもの土台がしっかりしていないと
ザルのように抜けていきます。


タンパク質は土台の強化に
必ず貢献してくれるようになります。




おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。

Good virtues グッドバーチューズ