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2022/04/22 16:08



オイルを制するものは美を制するとは
よく言ったものです。

そう、植物オイルによるオイル美容。


植物オイルは、

必須脂肪酸、ビタミン、
ミネラル、抗酸化物質など
数多くの栄養素が豊富に含まれています。


これらナチュラルな天然由来の栄養素が

お肌にたくさんの
メリットを提供してくれるのは

周知の事実ですよね。



乾いたお肌を保湿しくれ、
栄養を与えてバリア機能を強化し、

弾力性を高め、UVや外的刺激から守り、
炎症を鎮めてくれるなど。


保湿力に大きく影響している
角質細胞と細胞の間を流れている細胞間脂質は、

文字通り”脂質”なので
オイルがよくなじみます。


よくなじむので、細胞間脂質と同化し、
最外層のバリア機能を一緒になって強化してくれる。


オイルと聞くと、


「えーーーニキビ増えるじゃん」
「脂性肌だからむりーー」って思う人も
中にはいると思う。


もちろん、その面も一理としてはある。


それは、毛穴を詰まらせやすいとされる
コメドジェニックなオイルの話しが
大きく飛躍し、独り歩きして
しまっているという事実。


植物オイルの脂肪酸の化学組成は
植物によってさまざまです。

脂肪酸の量、内容、比率が異なります。

その比率によって、
毛穴を詰まらせやすいとされるオイル、
つまりコメドジェニックなオイルというのは
存在します。


それがニキビにとって有効的か、
はたまた逆に害にもなってしまうってことがあります。


ただし、全ての植物オイル、イコール、
ニキビになりやすいから悪だということは
決してないということ。


適切な種類の植物オイルには

皮脂分泌を過剰にせず、
適切な量が出るように
コントロールしてくれる作用があるから。


適切な種類のオイルを使用することで、
皮脂も調整され、バリア機能も強化され、
バクテリアの侵入防止にも繋がり、

ニキビや脂性肌の人にとっても
非常に有益になるということ。


ではどのような植物オイルが、
ニキビや脂性肌の人にとって
安心して使え、有効的なのか。


それはノンコメドジェニックなオイルを
使用するということです。

ノンコメドジェニックオイルとは
「毛穴を詰まらせないオイル」という意味。



コメドジェニックスケールというのがあります。

油が毛穴を詰まらせる可能性を
大まかに示す評価システムのことです。


0:毛穴を全く詰まらせません
1:毛穴を詰まらせる可能性が非常に低い
2:毛穴を詰まらせる可能性が低い

ーーー下記からは毛穴が詰まる可能性ーーーー

3:毛穴を詰まらせる可能性が中~やや高い(中の上)
4:毛穴を詰まらせる可能性が高い
5:毛穴を詰まらせる可能性が最も高い



コメドジェニック評価システムの2までが
ほとんどの肌タイプで安全に
使用できるとされています。


下記はコメドジェニック評価されている一覧です。






このコメドジェニック評価については
賛否があって、

1970年代の研究であり、
主にウサギと人間の耳の内部で
実施されてきたテストで、人の皮膚とは
かなり異なる場合があり、

うさぎで毛穴を詰まらせても
人には影響がなかったり、
また逆の場合もあったとのこと。

またノンコメドジェニックであっても、
皮膚の炎症やニキビを引き起こす可能性が
あることも別の研究でわかったり、

天然の脂肪油をテストする場合、
バターの脂肪酸の濃度は、
供給源、収穫時期、方法、気候によっても
異なり、最終評価に影響を与えるということなど、



つまり毛穴の詰まりの可能性というのは、
テスト対象者、混合物、希釈方法によって
かなり異なるようです。


またシングルオイルでの使用は毛穴を
詰まらせる可能性があるとみなされた場合でも、

スキンケアで使用する場合は
その分子構造が製剤中で変化する可能性があり、
最終製品では非コメドジェニックに
なるとも言われています。

単体でコメドジェニック成分でも
製品に低濃度(5%未満)でブレンドすると、
その製品が全体的にノンコメドになる可能性が高いとも
言われています。



このようにコメドジェニック評価には
賛否両論があります。

そこで、

これらコメドジェニック評価に加えて、


更に植物オイルの脂肪酸組成の比率というのを
指標に組み入れて、

より確度の高い
ノンコメドジェニックオイルを検討していきます。



なぜ脂肪酸組成の比率を絡めるかというと、

「リノール酸(オメガ6)を多く含むオイルは、
一般的に毛穴を詰まらせる可能性が低い」とされているから。


もちろんこれは厚労省や皮膚科医たちが
決めたガイドラインではありませんが、


世界中の皮膚科医やスキンケアの専門家の間で
一般論として共通のコンセンサスが
とられているので、

これも組み込み、
ノンコメドジェックオイルを
あらためて捉えてみる。



もちろんお肌のトラブル要因というのは複数で
成り立っていることもあって、

また各個人によって元々持っている
水分貯蓄率や皮脂機能なども影響されるから、

必ずしも全てのニキビや脂性肌の人にとって
正確に働くという保証はないということも
頭の片隅に入れとくこと。


あくまで参考程度、
アウトラインということ。



リノール酸は、肌の主要な保湿要素の1つである
セラミドの必須の構成要素であり、
バリア機能を強化します。

リノール酸の不足は、
毛穴の詰まりの原因となるため、

不足を補うことは、ニキビや、
ニキビができやすい脂性肌に
効果的であるとされています。


オレイン酸は、皮膚のバリアに栄養を与え、
修復し、和らげます。

オレイン酸は乾燥肌を保護してくれるのですが、
毛穴の詰まり、閉塞性を高めてしまう。



下記はリノール酸とオレイン酸の比率を
下記を参照にして独自に表でまとめたものです。
過去記事のものを転載しておきます。






ここまでで、

①コメドジェニックスケール評価レベル

②脂肪酸組成の比率


これらをそれぞれ見てきました。

そして

毛穴を詰まらせることなく、
保湿と栄養を与え、バリア機能を強化し、
皮脂を調整、毛穴の詰まりを取り除いてくれる
確度の高いノンコメドジェニックオイルは
下記となります。


・ブラックシードオイル(ブラッククミンシードオイル)

コメドジェニック評価は2で、
リノール酸40-60%


これら評価レベル、
脂肪酸組成の比率だけではなく、

アンチエイジング成分として
他にもビタミン、ミネラルなど
総勢100種以上含まれていて
それらを一気に同時摂取できるのも

ブラックシードオイルがニキビからお肌を守るのに
適しているとされる1つの理由。

中でもニキビや肌トラブルに効果的なのは
ブラックシードオイルにだけしか
含まれていないオリジナル成分チモキノン。

この成分は、植物でも頭1つ2つ抜きに出ているほどの
抗酸化パワーとバクテリアや炎症から
皮膚を保護してくれるバリア機能強化パワーが優秀だから。

お肌を様々な方向から、多角的に
アプローチ、ケア、強化してくれる
古くて、まったく新しいスーパーフード。

ニキビの原因となる過剰な
オイルの生成を抑え、火照りやニキビが
出来た部分を集中ケア。
ニキビができやすい肌にも最適です。

ブラックシードオイルによるお肌の効果効能



・ローズヒップオイル
コメドジェニック評価は1
リノール酸約40~50%

軽量で吸収しやすく、
ビタミンA、C、E、Kを含有。
細胞のターンオーバーを早め、
老化した肌を活性化する

・ヘンプオイル
コメドジェニック評価は0
リノール酸約50%

高レベルのビタミンA、C、
リノレン酸が含まれています。


・グレープシードオイル
ブドウの種に由来する植物油。
コメドジェニック評価は1
リノール酸65-85%
ビタミンC、Eが豊富

・ひまわりオイル
コメドジェニック評価は0
リノール酸約60%
ビタミンA、B、D、E豊富


・ホホバオイル
コメドジェニック評価は2
液体のワックスエステル。
リノール酸5%、オレイン酸11%と
共に低いけど、人の皮脂に成分が非常に近く、
肌なじみがよく同化してくれるので、
毛穴を詰まらせません。




ちなみに、たとえオレイン酸が多い場合であっても、
ニキビケアに適しているとされるものもあります。

例えば、ココナッツオイル、ニームオイル。

ココナッツオイルについては、
リノール酸2%、オレイン酸6%と共に数値が低く、
オイルを構成している大半の50%はラウリン酸であり、

ラウリン酸は、有害な微生物と戦ってくれる。

ココナッツオイルはニキビの原因となる細菌や
バクテリアから肌を守り、緩和する抗菌特性が
高いことで知られています。


ニームオイルはオレイン酸が約50-60%。

ニームは、地球上で最も古くから、
最も広範で使用されてきた植物です。

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは
抗菌性、抗炎症性特性があるとされており、
4,500年前から用いられてきた植物です。

インド人はどんな病気でも治してくれる
お医者さんのような木としてニームの木を
「村の薬局」と呼びます。

樹皮、種子、実、葉
すべての部位に薬効があり、

ニンビン、ニンビニン、
ニンボライド、ニマンディアル、
ニンネンが含まれ、

これらは抗ウイルス、抗菌、
抗真菌、抗菌、抗炎症作用があることで
インドでは広く一般的に使用されています。


ニームには、他にもビタミンE、カロテノイド、
ビタミンC、ケルセチンも含まれ、

含有しているアザジラクチンは、
自然界で最も強力な昆虫忌避剤の1つです。

ゲドゥニンとニンビドールという成分は、
真菌を破壊するほど強力な成分です。




とはいえ、

オレイン酸が高い植物オイルに関しては、

100%シングルオイルでの使用というよりも、

バクテリアを抑制作用や
抗菌作用の高いエッセンシャルオイルとブレンドしたり

高リノール酸含有の他のオイルと
ブレンドするなどして使用すれば

コメドジェニックリスクも限りなく
抑えられるとされています。


下記、Acクレンザーは、上記のニームの葉から
抽出したエキスとブラックシードオイル(高リノール)が
ブレンドされて使用されているので
肌トラブルの方にはおすすめです。







いかがでしたか?


ニキビ、脂性肌だからといって

植物オイルを
拒否し、恐れる必要はありません。

むしろ良質なオイルは
豊富な栄養価でそれらトラブルとなる
トリガーを解決してくれる可能性があるから。


肌に潤いを与えてくれたり、
肌を整えてくれたり、ニキビと戦ってくれたり、

植物オイルというのは、

味方につけられれば、
お肌の地肌力が総合的に
アップデートできるってこと。


上記リストを100%信奉する必要はないけど、
あくまでも参考程度に。


まずはいずれにしても
使い始めは、小さい範囲で
パッチテストしてみてから。


おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。





Good virtues(グッドバーチューズ)