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2022/02/04 14:00




あなたは他人をヨイショするのは
得意ですか?


自分の利益を得ようとする時、
自分の望みを叶えようとする時、

他人を褒め称え、過度に従順に
お世辞を言う人っていますよね。


特に影響力、権力、富のある人には
滅法、その傾向が強く
なってしまという特徴の人も。


持ち上げて、気に入られようと、
ごまをする。

そして支持を得ようとする。

お世辞を使って欲しいものを手に入れる。


そう、全ては自分の欲のためであり
その目的は、その人達から
個人的な利益を得るため。

そのためだけに相手を使い、
本心、意図、下心をひた隠しにし、

心にもないお世辞を言い、
本心ではなく褒め称え、従順に、
ヨイショし、他人を過度に喜ばせる。

自分にとって何が
最善であるかにのみ関心があります。


イエスマンの仮面をかぶり、
一見、信頼させ、孤独な気持ちの理解者という
ふりをして近づく。


不安な時や自尊心が低下していたり、
何事もうまくいっていない時、

そんな時の匂いを、
敏感に嗅ぎつける能力の
高い人が世の中にはいます。

人の弱みにつけこみ、
自尊心をとりもどさせてくれる誘惑をしたり、

他人の親密で内部的な情報を密告し、

利用価値のある人間だとアピールし、
上の人から気に入られようと
得点を稼ごうとしたり、


うまーく、上の人の心理を読み、
入り込み、多大なる賞賛や
共感を利用し、

偽の賞賛シャワーを
たくさんかけてくる。

相手をだまし、意図する方へ誘導し、
マインドコントロールしていこうと
する人もいます。

英語ではsycophant(シコファント)と言い、
「不誠実なお世辞」と訳され、
心理学用語としても使われます。



人は、自己不信や恐怖、不安を
和らげてくれ、自分には価値があると
シコファントの嘘の賞賛を受け、

なんでもイエスと言って
肯定してくれる人、承認してくれる人を

ついつい「私を分かってくれる」と
嬉しくなり、目にかけたり、
可愛がったりして、

反対者や否定的な意見を言う者を省き、

心地の良いイエスマンの意見だけを聞き、
採用してしまうということがある。


本当に自分のことを心から思い
その選択と決断が、

少しでも良い方向へ進むよう
必死に止めてくれたり、説得してくれたり、
本当のことを進言、忠告してくれる人の意見が

全て自分を否定してくる批評家と映り、
目ざわりで、雑音として捉えられて、

聞く耳を全く持たず、その人を
切り捨てたり、遮断し、孤立し

周りはイエスマンだけに
なっていくということも。

シコファントの狙い通りとなるわけです。


組織をイエスマンだけで
固めてしまうお友達内閣は
危険だとされています。

それは反対意見やコンセンサスとは
異なった見方の意見を
積極的な議論されなくなってしまう
リスクが高まるから。

シコファントは、
自分が生き残ることだけを考えて
命令に従順になっていて、

自分のキャリアを前進させることだけを
考えいます。


ダイバーシティーではない状況では

誰も潜在的なリスク、損害、
障害となるかもしれない反対意見や、

別角度から捉える視点、異なる見方など
活発な議論がされない環境となり、

上司が間違っている場合でも
上司を賞賛し続けるイエスマン達に囲まれ、

その上司にとって都合の良い意見だけを
採用するようになってしまうから。


歴史的に見ても、リーマンショックや
ナチスドイツの崩壊など

巨大権力を握った組織の崩壊要因の1つに、

シコファントに囲まれていたということが
分かっています。


信頼のおける人、正直で、純粋に
仕事や組織になんとか貢献したいと
心から願う才能のある人達は、

イエスマンではびこり、
そちらの意見が優先され、

議論なんてしても無駄という
組織の空気感に嫌気が差し、

意欲がそがれ、落胆し、
そこを離れていきます。

イエスマンで牛耳られていて
その仲間になる誘いを拒否しようもんなら

標的にされ、攻撃され、犠牲になる。

アイデアは受け入れられずに、
提案や視点は無視されます。




そこで自分がチームで上の立場にいる場合、
シコファントへの対応として


・過剰に賞賛して、好印象付けようとしたり、
ごまをすり、気に入られようとしているのが
分かるような行動をとる人には注意する。

シコファントという存在に特に注意する。

このような人は影では、
下にいる人にはきつくあたり、
無礼に、軽蔑するような
扱いをしている可能性があり、

チームの空気や生産性レベルを
低下させてしまっている
かもしれないから。


そこで、「不誠実なお世辞は不要な環境」であり、

その人を評価することとは無関係であり、
値しないことだということを
率直に述べ、

予めそういうルールを
チーム内で作っておくことが
大事になってくる。

シコファントの存在を
チームの上に立つ人は認識しておくこと。

イエスマンの意見だけが
優遇されたり、寵愛を受けるのではなく、

皆平等に、そして異なった見方からも
意見しても大丈夫なんだと、

安心して議論ができる環境整備が
大事になってくる。





・人は賞賛を受けて誇らしくなったり
自信を取り戻したりする。

賞賛自体、悪いことではない。

他人からの賞賛を否定し、
疑う必要はない。

ただし、その賞賛の言葉は所詮、
単なる情報に過ぎず、

あなた自身の存在を
表しているものではない。

その情報を真に、過剰に受けとめ、
その情報に大きな価値を
おくことはなく、

そこまで大きなメリットもないということを
前提にしておくと、

賞賛によって感情が
一喜一憂することも減る。

単なる1つの情報なので
賞賛はあなたへ特に影響を与えません。


・シコファントする人は、
基本的には組織の成長繁栄に役立つ案や
正直で、価値のあるフィードバック、

独自のアイデアやオリジナルの意見は
持ち合わせていません。

上の人の意見に対して「イエス」と
合わせるだけだから。

そこで、相手がどのような反応を
とるかを見るため

わざと、明らかに奇妙で、おかしく、
理にかなっていない、とんでもない
不条理な意見、疑わしい意見を
提示してみる。

イエスマンは、臆病で拒絶を恐れ、
すぐに同意し、その意見にすぐにのっかり、
過剰に賞賛してきます。

「意見の同意を求めているわけではない。
前進するにはどうすればいいかを具体的に
尋ねています。お世辞はご遠慮ください。」

率直に伝え、そういう環境ではなく、

不誠実なお世辞は
評価に値しないということを
理解してもらう。

誠実な人は、報復を恐れることなく、
すぐに指摘し、その行動を思いとどまるよう
説得し、正直な意見を述べてくれます。




・耳の痛い意見者を切らない。
避けようとしない。

コンセンサスとは異なる見解を持ち、
脅威と機会を理解している人。

報復や非難を恐れずに、
素直に批評を提供してくれる人。

大事にされなければいけない。

その人達がいることで視野が広がり
代替の解決策、別ルート、
ブレークスルーのきっかけなどが
現れたりする。

それらの意見に耳を傾けるのは
苦痛だけど、長期的には
多くの苦痛を軽減してくれる。

誠実にチームのことを考えてくれ、
非難を恐れずに忠告してくれる人が
安心して物が言える環境。

機能しない理由や隠れたリスクや
重要な事が明らかにされたり、
暴かれては都合の悪いシコファントは

「余計な反対をするな」と
既得権益にしがみつき、
異論者へ噛みつきます。

その抗議には注意が必要です。

慎重な意見を唱えている人を
すぐに切り捨てず、違う見解を述べている
論理的根拠に、しっかりと耳を傾けること。



いかがでしたか?シコファント。

あなたを過剰に、気持ちの良い言葉で
褒めてくれる人。

その言葉にうつつをぬかすことが
ないようにする。

おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。

Good virtues(グッドバーチューズ)