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2021/08/20 14:00



人はネガティブな心理、
不安や心配が立ちはだかった時、

どのように反応するか。

それは無意識に、

痛みを感じないよう、
回避しようと防衛するなんらかの行動をとる。

誰だって心に痛みを感じたくない。

脅威に晒された時、
人は生まれながらにして、
無意識に、回避し、そこから
逸らす術を持っている。


無意識に、不安や悲しみなどネガティブな
心の痛みを、回避すること、
保護することを防衛機制という。

ストレスを和らげ、自尊心を守り、
目の前の今、必要なことに
集中できるようにする。

ただし、この防衛機制には
ポジティブに働く面と
ネガティブに働く面の両方があって、


ポジティブに働いている時とは、
この危機察知シグナルを感じ取り、

眼前の不安、心配、
ネガティブなことに対処しようと

果敢に挑戦し、
なんとか乗り越えていける場合。


他にも、当初立てていた目標。
それが修正されてしまった時、
それに抗はず、受け入れることも

不安、悲しみ、怒りなどの
ストレス対処であり、防衛機制が
ポジティブに稼働しているとも言える。


それとは逆に、防衛機制が
ネガティブに働いた場合として

痛みを伴う感情を避けるために回避する。


防衛機制という
盾の後ろに隠れる。

臭いものにフタをして
見て見ぬふりをして現実を拒否し、
傷つく感情を侵入させないよう、無視する。

これは、

短期的には痛みを回避できる。

でも対処されていないから、

長期的には、根本的な問題が
解決されていない状態で、
ストレスは残り続ける。

痛みという感情は、
深層へ閉じ込めても、時間が経過すると
表層に現れる。


このように防衛機制には

ポジティブに働く面、ネガティブに
働く面、どちらもあり、

どらちも痛みを感じないようにする
無意識的な心理反応であり、防衛反応。

ただ心理、心の反応の仕方が違うだけ。

不安の軽減の仕方。
不安へのリアクションの仕方。


そう、同じ防衛機制であっても、
反応の仕方の違いで、
結果も大きく変わってくる。

この不安感に対処する防衛機制。

痛みを感じないようにする
無意識な心理反応。

この防衛機制には、
色々な種類がある。



例えば、防衛機制の1つで
「否定」と呼ばれるものがある。


これは、現実を受け止める、
直視するには、あまりにも不快すぎて
ダメージがでかく、その痛みを感じないよう

現実、事実を拒否、拒絶し、
他人や外部のせいにし、
他人や環境を否定する。

それによってアルコール、過食、
薬物など中毒行動へ走ってしまうというもの。


確かに心の痛み、不安などからは
逃れられるアクションではあるのだけど、

防衛機制がネガティブ使用されていますよね。


今日はもう1つの防衛機制として
「投影」と呼ばれるものについて。

投影とは、自分のレンズで
他人を見る、判断するということ。

これがなぜ不安や心の痛み、
ネガティブな感情の保護、対処としての
防衛機制の1つとされているのか。


例えば、

1:自分のことは棚に上げる

自分が浮気しているにも関わらず、
パートナーである相手も

浮気をしているんじゃないかと
疑いをかけたり、束縛を強めたり、

または信頼できないという恐れを
持つことがあります。

他にも、自分の攻撃的な衝動を無視して、
代わりに、友人が攻撃的な傾向を
持っているからだと信じています。

仲良くするということが
一般的であることから、

友好的ではない自分自身に
罪悪感を抱く。

それを正当化するため、
そんな友好的じゃない
自分を認めたくないため、

「相手が私を嫌っているから、
私は〇〇さんを嫌う」という発想になる。

相手がこうだから、
私はこうなっているという理論。


根底に不安や恐れがあります。
自分の不安を他人へ投影します。

疑われた方は、何もやっていないにも
関わらず非難される。

不信、コミュニケーション不足、
疑われるストレス負担など人間関係に
ひびが入るリスクが高まる。


自分のことは棚に上げ、
相手を否定したり、相手が〇〇だからだと
それをしている自分を合理化したりする。


2:コンプレックス

鏡を見て、自分は可愛くない、
お肌が綺麗じゃない、目が小さい、
エラが張っている、顔に肉がついているなど、

身体上のコンプレックスを
強く抱いているとする。

他人のコンプレックス、粗、欠点、
欠陥を探し、それを指摘して他人を
馬鹿にしたり、いちゃもん、からかったり。

他人には気付かれないように相手の
身なりや身体上の特徴を裏で批判したり、
愚痴、皮肉、嘲笑するなど陰口をたたく。

他にも、

男らしくないということに
不安を感じている男性は、

わざと女性のように振る舞うことで、
男という性を嘲笑するということもあるよう。


自分の不快を隠す為。

他人に焦点を当てて、
自分の見た目に嫌悪感を抱く
そんな自分から距離を置く。

自身が根深い身体イメージ、
コンプレックスの問題を
抱えているときに起こる可能性が最も高い。



3:不安で他人を攻撃する

感じたくない不快、不安、
恐怖を隠そうとする。

今の心に、不快で不安な感情を
侵入させたくない、
それによって傷つきたくない。

そこで、自分の不安を逸らそうと、
逃れようと、相手を不安にさせて、
うさ晴らしする行動に出ることがある。

報復のリスクのない簡単に
攻撃できる弱い個人を探し出し、
標的にし、攻撃し、いじめたりする。

自分自身の恥、失望、不安、
不快な感情に苦しむよりも、

他人を責めていたほうが
はるかに簡単だから。

自分よりも弱い人間を叩いたり
攻撃的になるその根底には、

何かに不安や恐怖を感じ、その傷みから
逃れようとしていたり、
自尊心が低くなっている場合などに
よく起こるケースでもある。


4:自尊心の低下

自分よりもうまくいっていたり、
成功している同僚、友人、
身近な人に嫉妬し、嫌う。

それは自分の今のキャリアに
満足しておらず、

仕事がうまくいっていなかったり、
辛かったり、後悔していたり、

自尊心が低くなっていて、
自信もなく、不安や不満を
抱いているかもしれない。

自分の能力不足を明るみに認めたくなく、
傷つきたくない、絶望したくない。



このように投影は、
ほとんどの人は無意識のうちに
している心理反応です。

そこでこれらを克服する術としては、


内省する。

投影は無意識にしている反応なので、

まずは自分をかえりみることが
最初のステップ。


何があなたを不安にさせているのか。

不安なことを正直にリスト化すること。

そして、

相手を批判したり、
自分を合理化する時というのは、
どういう時か、

立ち止まって、
なぜこの行動に従事しているのか、

どういう時に自分の気持ちを他人へ
投影する衝動に駆られるかを
自問し、

外側に向けている投影を

内側をかえりみて、
自己認識する時間を設ける必要がある。


自分の行動を客観的に見て、
自分自身についての不安を他の人に
投影していないかどうかを確認する。


最近、パートナーや職場、友人などと
議論したり口論になったりなどで、

相手を非難していることを思い出す。

それらについて、あなたが言っていることは
あなたにも当てはまりますか?

もしそうなら、あなたは投影している可能性があります。

仕事でミスをしたり、お客様や
上司に叱られた時、その怒りを家に帰って
パートナーや子供に怒りを
ぶちまけたりしてませんか?

他の誰かに怒りを投影している可能性があります。


あなたが不快に感じるどんな感情に対しても
他人に責任を負わせる。


否定的な感情を避けようと
他人に投影するよりも、

根底にある不快や不安な感情を
否定せず、

正面から向き合うことができるとき、

受け入れ、受け止め、直視し、
それを対処する方が、

長期的には、

不安や痛みは
いつまでも居座り続けられず、

心身共に健康でいられ、
自分も成長し、未来の幸福感の向上にも大きく
貢献してくれるから。



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
良い週末を。

Good virtues(グッドバーチューズ)