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2021/05/26 14:00




あなたは他人を喜ばせることに
必死になりすぎていませんか?

もちろん、「あの人を喜ばせたい」、
「あの人の笑顔が見たい」という、
その気持ちは、とても大切。

相手も喜んでくれるし、
それを見て自分も嬉しくなる。

他人のニーズを満たし、喜ばせること自体は
とても素晴らしいことです。

ただし、他人を喜ばせること、
他人のニーズや欲求を、最優先で
過剰に考えすぎて、

自分のニーズを把握せず、
気付いたら本当に自分が望んでいることも
分からない状態で、

他人のニーズの為に、
何かをやってあげることだけが
自分という存在であり、自分自身であり、

それだけが、自分の気持ちを安定させ、
気持ちがよくなることだと認識し、

その瞬間だけしか、自分は自分じゃないような
感覚になる。

そのような場合は、ほんの少しだけ
注意が必要です。


子供のころ、いつも怒鳴られたり、
虐待されたり、自分の意見や行動にいつも否定的で
しつけやルールが厳格な両親の環境下では、

「自分は悪い」というメッセージを
子供は頻繁に受け取る機会が多くなります。

他にも、自分の行いによって、
親がため息をついたり、泣いたり、家や部屋から
出て行ってしまったりなど、

親を傷つけてしまった、不快感を
感じさせてしまったなと感じた時、

「自分はなんてひどい悪い人間だ」という
メッセージを受け取る機会が多かった場合など、


これらを避ける為、
子供は親をがっかりさせたくないよう、
いい子だと言われる、喜ばせるよう、
一生懸命に頑張ります。

親が期待する子供になるために
一生懸命に努力します。

自分の真実の感情を表現することの
メリットを感じずに成長した場合、

自分のニーズや欲求よりも、

常に他人を喜ばせ、「私は悪い人だ」という
気持ちを、避ける行動をとる必要があると感じます。

いい子だと言われるよう、
賞賛されるよう・・・

自分の幸せよりも、他人の幸せ。
他人の幸せが自分の幸せ。

そして大人になるにつれ、
常々、回りや他人の目、評価、
他人がどう思っているのかが敏感になります。

大切な人、近親者のみだけに関わらず、
関係の薄い知人や関係のない人の意見や評価にも
敏感になってきます。

もちろんこれは良い面も悪い面あります。

例えば、仕事においてだと、
お客様の視点に立てることで、
何を望んでいるかをいち早く察知できるし、

気付くし、それによってお客様の満足度も上がり、
笑顔になって、また使いたいと思ってくれるし
喜んでくれるなど。

また相手のニーズを汲み取り、
気配りもできることで、

コミケーションも活発化し、
人間関係においても良好になり、
大きく崩れたりすることもない。

これが生きがいに思う人や
職業病みたいな人も中にはいる。
これはこれで幸せだからそれでいい。

もし、他人のニーズや欲求を
満たしている日常に、

そんな自分に現状不満や疑問を感じたり、

自分が自分じゃないような感じになったり、
本当の自分の気持ちが分からなくなったり、

無理を感じていたり、辛かったり、

根本思考として「自分は悪い人間だ」という
自己を否定しているような、

好かれることを気にしすぎたり、

他人からノーと言われることを避け、
また他人から押し付けられても
ノーと断れない自分がいたり、

他人をがっかりさせ、失望させることが
とても怖く、とても嫌いで、
とても不安になるようなら、

道具として、ポジティブに
活用しきれていないし、
考えを再考してもいいのかも。

他人を喜ばせることばかりに
焦点を合わせていると、

自分へは、「何をしてあげたら自分自身を
喜ばせることができるのか」
分からない状態になることがあり、

それらを考える能力が育まれず、
逆に妨げられてしまいます。

そういう状態の時、

「いったい自分って何なんだ?」
「自分の本当の気持ちってどうなんだ?」
「自分は何を望んでいるんだろう?」
「どうやって手に入れるんだろう?」

自分自身に疑問が生まれてきます。

他人を不快にさせることを避けるために
多くの時間を費やしてきているので、

自分への認識についての感覚を
発達させてこれなかったから、
分からなくなってしまう。


他人を失望させたくない、
そして、自分は悪い人だという気持ちに
ならないよう、

それを恐れて、

それから身を守ろうと、
周りへ過度に気を配ってしまう。

そう、これは単に他人を
喜ばせたい、笑顔を見たい、
助けたいという理由だけではないということ。

過去に失望させた、した、
悪い人間だと頻繁に感じた自分。

そんな辛い感情になりたくない、
傷つきたくないという不安や恐れ。

他人の要求にノーと言えない自分。
その権利は自分にはないと信じていて、

もしも自分のニーズや欲求に
焦点を合わせ、
正直に自分の感情、思ったことを
口にでもしようものなら、

それによって相手を傷つけてしまったり、
がっかりさせたり、
悲しませたり、嫌な気持ちにさせて
しまうかもしれないという不安。

自分の気持ちを抑え、
本当の自分の感情や気持ちをうまく表現できない。

だから自分自身を本当に
喜ばせるということが、

とても難しく感じ、
それ自体リスキーだ感じ、

今までその力を育んできてこなかったので
できないと感じ、面倒に感じてしまう。


他人を喜ばせようと他人のニーズや欲求を
満たすことに必死な自分がいて、

他人の要求にノーと言えず、
全てが自動的にイエスとなり、

そんなある時、
「自分っていったい何なんだろうか」と
疑問に思う時が来た時、

自分なのに自分ではない感覚、
疲れ果て、むなしく感じ、不安を感じ、

他人を喜ばせようと必死になってきたけど、
かえって自分の具合が悪くなるという状況に
陥ってしまう。


自分というものがなく、
恐怖を避け、顔色をうかがい、好かれることに
不安で、他人を喜ばせるということに
焦点が当たりすぎているいくつかの兆候として、


・自分自身への信念を失い、
本当の自分が誰なのか分からない。

・「ノー」と言えない。

・断定して強く意見を述べられない。

・他人からの拒絶に警戒している(常に目を光らせている)。

・過度に利他的/慈善的。

・人間関係で、感情的に依存/共依存になりやすい。

・他人からの承認を失うことを恐れて、
悲しみや怒りを抑えます。

・誰かがあなたを批判するとき、
数日または数週間とひどく落ち込む傾向がある。

・自尊心が低い。

・「他人の考え」に基づいて行動する。

・自分自身のために何かやろうと思う時、
悪く思い、悪い人のように感じる。

・いつも他人の立場になりますが、
自分に対して思いやりを示すことはめったにない。

・感情を抑圧している。
自身のコントロールを失うことを恐れる。

・不幸な時でも、いつも「元気」だと言う。
人生全てうまくいっていると感情を隠す。

・他人をがっかりさせることを考えて
過剰に罪を重く感じてしまう。


他人を喜ばせる、
喜ばせ病にかかっている自分に嫌気がさし、
疑問が生まれているならば、


1)過去を検証する



恐れに立ち向かうことは、痛みを伴いますが
より早く傷を軽減、緩和させることができる。

喜ばせ病の深層にある恐れというのは、

前述しましたが、通常、子供時代にまで
遡ることが多いです。

そこで、静かなところで、
リラックスして、目を閉じ、深呼吸して、

子供の頃に拒絶されたと感じたときのことを
頭の中で想像し、その時の感情、
気持ちを感じてみる。

そして、その当時の自分の手を
優しく握ってあげるのを想像する。

そして「恐れることは何もないよ」
「大丈夫だよ」「とても価値があるんだよ」など
優しい声のトーンで声をかけ、

温かく、愛と思いやりを持って、
優しく抱きしめてあげることを想像する。

落ち着かせ、安全な場所であるということを
当時の子供の頃の自分に感じさせる。

そして、今、大人に成長した自分が
子供の頃の自分へ送れるとしたら
どんな言葉を投げかけるか。

「何を言いたいか」
「どんなアドバイスを送りたいか」

これらについて考えましょう。

当時の両親から「本当はこう言ってほしかった」、
「本当はこう声をかけてほしかった」などを考え、

それを当時の自分の子供へ
伝えてあげましょう。

そして、元に戻った際、

過去を検証したその時間で、
自分にいったい何を教えてくれたのか、
何を感じたのか、メモ書きしておきましょう。

喜ばせ病に陥った過去の原因や
きっかけはありましたか?

これだと思うものがなくても構はない。

過去の経験を検証し、
どのように感じているかに
集中する時間を与えること。

その結果として、何が起こったのかを
理解することで、傷口を癒すのが
早くなるから。


2)ノーと言う練習をする



相手の顔色や雰囲気に流されていませんか?

それ、あなたは本当に心から望んでいることですか?
しっかりと「ノー」と言えるように、
自分の意志の境界線を
明確に持っておくようにする。

簡単で、小さな、
「いいえ」「断り」「代替え案」から
はじめてみる。

自分の意見を表現することに
慣らしていく。

「いいえ」と言ってみるシチュエーションとして

・ウェイトレスより食事と一緒に
飲み物を注文するか尋ねられたとき

・頻繁にビデオ通話をしたい友人や親へ

・飲みに誘われた友人に


3)自尊心を向上させる



他人を喜ばせ病の罠に陥るのは、
自尊心の低下とも結びついています。

自分を愛し、思いやり、自信を持って、
自分を受け入れること。

過去の選択の総合計が
今の自分を創り上げている。

だからといって、過去に縛られ、囚われ、
執着しなければいけないという
約束はないから。

過去は過去で承認する。

そして自分を思いやり
愛し、好きになり、

自分は何が欲しいのか、
自分は何が必要なのかを考え、表現し、

自分で自分のハンドルを握って、
自分のニーズや欲求を叶える為、

表現し、決定し、自分の人生を
歩んでいくいくことは、

何も悪いことではないということ。


他人の欲求ばかり叶えて
喜ばせるだけではなく、

自分を第一に考えることは
利己的ではなく、健康的であるということ。

■自尊心を向上させる



4)コアバリューを考える



価値観に反して時間を費やしていないか。

その決定は、自分の価値観に
基づいているものなのか?

それとも他人をがっかりさせる恐れを
避けるために、他人の価値観に
基づいているものですか?

コアバリューとは自分の価値観や信念、
理念など。

これらが人生のコンパス、羅針盤、
北極星となる。

あなたのその決断はそれに
沿ったものであるかどうか。

あなたの価値観は何ですか?
何を表したいですか?

自分がなりたいと思う人に
沿った行動ができていますか?

自分たちが何を望んでいるのかを
理解するのに必要な時間をとらないと、

他人の考えに自動応答で「Yes」と示し、
それがラクにも思えてくるようになってしまう。
中毒性があるから。

必要のない付き合い、グループ、タスク、
または時間やお金を費やしている
不健康なことなどを見直し、
棚卸ししてみる。

もはや自分にとって優先事項に入ってこない場合は、
それを手放してみる。自分にとって
重要な物事に時間とお金を使い、集中させる。

そして、今、緊急性があり、
やらなくちゃいけないことと

緊急性はないが、人生において
やらないといけない理念や信念、価値観などに基づいた、
自分にとって価値ある大事なこと、
重要なことで、やらなきゃいけないこと。

「重要」と「緊急」を区別し、
これらを認識しておくこと。


■自分のコアバリューに沿って歩んでいく


5)境界線を設定する



自分に自信がなかったり、
アイデンティティーが、
過去の失望させたくない恐れからきていたり、
自尊心が低いと、

他人との距離感が不明瞭で、
線を引けない状態になる。

できないことはできない
やれないものはやれない
無理なものは無理

これら境界線を引いて設定しないと、
「あの人ならどうせ受け入れてくれる」と
弱さを利用してくる人のいいなりになってしまうから。

■境界を構築する


いかがでしたか?

自分の気持ちを表現しても大丈夫。
正直な自分の感情。

自分の感情を正直に意見することで、
もしかして他人が否定的に
反応するかもしれない。

だからといって、自分は悪く、
自分は間違っているという意味には
ならないから。