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2021/04/23 14:00




運動が身体に良いと理解しているにも関わらず、
見たいテレビ番組を優先し、その日は
ジムに行くをさぼってしまった。

「あー・・やってしまった・・・
ほんと私ってだめだ」と自己批判し、
不快な気分になってしまったり、

野菜や魚など体に良いのは分かっているのに
ジャンクフードを週に1回はほおばってしまったり、

喫煙は体に良いものではないことは分かっているのに
ついつい吸ってしまう時に起こる、感じる、あの時の
罪悪感、後悔、恥、ストレス。
自尊心の低下や自己否定的感情になる。

このようなことを
認知的不協和って
心理学では言われています。

自分の価値観や信念が、自分のやっている行動に
反しているとき、人は葛藤を感じる。

そのときの「?」とやつ。
それによる不快感のこと。


信念と行動が一致していない、
矛盾しているときに感じる不快感。

この認知的不協和が生じることが
悪いということではなく、
これ自体は、人は感じるものであるということ。

問題は、この不協和が生じた後、
感じた不快感に対して、

どう立ち回るか、どのような行動を
とるかということが重要で、
その後の結果が大きく二分する。


不協和がトリガーとなったその後の思考、
行動というのが、

前向きに稼働する動機になれば
とてもいいのだけど、
全てそうならない時もあるから。

どういうことか。



前提として、人は、この不協和、
ギャップを感じた際、
この差を埋めようとします。

この差を減らそうとします。

どうやってこの差を埋めようとするか。

・既存の信念を変更する

・新しい信念を追加する

・信念の重要性を最小限に抑えることで減らす


これら3つの方法でどれかで
差を埋めようとします。

例えば、喫煙者について、
喫煙している人は、喫煙が、健康に良いことではなく、
悪いことは知っていて、認識しているとします。

吸えないとイライラして吸ってしまい、
運動するたびにゼーゼーと呼吸し、疲れて、

その度に認知的不協和を
感じているとします。

・喫煙が健康に及ぼす影響についての
既存の信念を変えること。

例えば、喫煙者同士のコミュニティーは
付き合いにおいて役に立つからという考えであったり、

当初持っていた肺癌を引き起こすという元の信念を
自分都合で変えようとします。
「大丈夫だよ、肺がんなんて起きないから」という考えなどで

自己矛盾している自分がとっている
行動を正当化します。


・喫煙のプラスの効果を探します。
ポジティブに言及した記事や意見を収集します。
そうやって新しい信念を追加します。

自分に都合の良いような情報を収集して、
バイアスがかかります。


・自動車事故リスクに比べて、
喫煙のリスクはごくわずかだからと、
自分自身に言い聞かせ、確信させることにより、
信念の重要性を減らします。


こうやって認知的不協和で感じた不快感、
自己矛盾のギャップ埋めようと、
むりくりにでも合理化しようとします。

中には、自分の対立する信念や行動が
とても恥ずかしいことだと思い、

他人から見られたくない恥部であり、
この格差を隠そうとし、見られないようにと
隠そうとします。そうすることで
恥や罪悪感を最小限に抑えようともします。

これはネガティブな側面から見た場合です。

そう、不協和で不快に感じた時にとる行動は、
ポジティブな面を採用する人と
ネガティブな面を採用する人の両面があります。

ポジティブ側面から見た場合の
自己矛盾の解決、差の埋め方は、
すばり「禁煙」することです。

上記の例の喫煙者のギャップを埋める方法として
禁煙することが、自己矛盾した行動ではなく、
自己の信念と一致させることになります。

だから前述したように
不快に感じた後の行動が
非常に重要になってくる。

あらゆる言い訳をして自己矛盾の差を
埋めるようとするのと、
きっぱり止めて、差を埋めるのとでは、
大違いだから。


中毒性、有害、迷惑になる
可能性のある行動を正当化し、
合理化することにつながるリスクがあるということ。




認知的不協和は必ずしも悪いことではなく、
不快感を感じることは一般的。

認知的不協和を感じることは、

私たちが持っている自分の世界観、価値観、
信念などがブレずに、一貫し、スジを通すようにと
知覚するのを助けてくれる心理的メカニズムであり、

私たちが自分の信念、態度、または計画に
沿って行動していないときに、
警告してくれる「警報システム」であるということ。


だから、この警報が発動された時、
つまり、不快感を減らすための
行動を起こすきっかけになる。

どう立ち回ってギャップを埋めるのか。

当初の信念はなんだったのか。

ポジティブな面と向き合い、
建設的に対処し、正しい選択をすれば、

それは大きく自分が成長する機会、
大きく変化できるきっかけを
与えてくれているということ。

この対立する信念、自己矛盾した行動と
自分の信念との間の、
ギャップを調整することは、

個人を大きく自分を成長させるための
大きなチャンスでもあるということ。

自己矛盾している自分の信念と
行動を認識し、

そして、その思考パターンに気づき、
自分の習慣と向かい合ってみる。

そしてその気づき、学びは、
自分自身をより深いレベルで
理解することになる。

ズレに気づき、不快に感じた際、
立ち止まり、

自分の行動を、自分の価値観に
沿ったものにすることができるきっかけとなり、

自分にとって本当に重要な
価値観、信念を探求する良いきっかけになる。

自分のコアバリューを明確にする時間の
確保も重要になってくる。

■自分のコアバリューに沿って歩んでいく


自分の価値観が何であるか、
自分にとって何が重要であるかを
深く理解するきっかけとなる。

思考の矛盾の原因を特定することで、
矛盾の背後にある、
自分の信念や価値観を理解すること。

そして精神的苦痛につながる
可能性のある矛盾を減らすことにもつながる。


もし、自分に自信がなくなっている時というのは、
自己矛盾した行動が
一気に加速するきっかけになるから注意する。

「どうせ私なんて・・・」

このように自信を失い、
もうどうにでもなれと
自暴自棄となり、

もう自分なんて何をやっても無駄だと正当化し
自己破壊的な行動のループに入り、
より強固な否定的なサイクルを
長期的に作ってしまうリスクが高まるから。



このように認知的不協和というのは、
その不快感の差を埋めようと、

私達の意志決定、その後の行動に
非常に大きな影響を与えているというのが分かる。


人生のコンパス、
羅針盤となるものを今一度確認する。

ギャップによる不快感を感じた時、
それを埋めようとする行動に注視する。

それはコンパスに沿っている行動なのかを
今一度理解し、認識する。

その行動が有害へ導いているのに、合理化し、
自分自身に嘘をつき続けた行動ではないか。

そのように一時停止し、
認識することで、今までのように、衝動的に
反応・行動していたところへ、
くさびを打ち込む。

先延ばしや、私たちの価値観や
信念に反しているように見える行動を
とってしまうリスクを減らし、

良い決定を下し、前向きな行動の
変化を起こすきっかけになる。

結局のところ、常に自己内省することと、
正直さ、オープンマインドになるということが
もっとも重要なことになってくる。


あなたはどういう時に
この不快感を感じますか?

体と心が一致させる行動、
その差を埋める行動はどんなものですか?


おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。




Good virtues(グッドバーチューズ)