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2021/04/21 14:00



めまぐるしく過ぎ去る時間、日。

忙殺される日常。

駆け足で過ぎていく時間。

「え?もうこんな時間だ。やっば」

「あー全然終わってない。納期に間に合わない」

もっと時間が遅く過ぎてくれたらいいのにとか、
1日24時間以上あればいいのにって
思ったことってありませんか?

また年々、年をとるにつれて、時間がどんどん
速くなっているように感じます。

あっという間に1年が終わったような
毎年とてつもなく早く感じてしまいます。

「今年、いったい私は何をしていたんだろうか」
「今年、なんにもできてなかった」

24時間という時間はみんな同じ。

でもこの時間感覚。
マインドタイムの認識は
人によって感じ方がまちまちである。

永遠に時間があると思っていたあの時。
時間がとてつもなく感じた小・中・高時代。

中学はたった3年間。
時間は無限にあると思っていた。
早く大人になりたいと期待していた。

今だと、例え同じ3年間、
同じ時間経過であったとしても、

秒のごとく過ぎさっていって
しまうように感じますよね。

どのようにして
時間感覚を認識しているのかというと、
「脳」ですよね。

視覚、聴覚など、あらゆる感覚器官から
たくさんの情報を取って、

それら情報を知覚し、認識し、
判断する前に、

いったん取り込んだ、たくさんの情報を
処理し、整理し、検索してくれているから。

この検索に凄く時間がかかるのは
脳が「新しい情報」を受け取るとき。

この脳内検索の処理に時間がかかるほど、
その期間は長く感じられる。

逆に、既知の情報、知っていること、
なじみのある情報を処理する場合は、
それほど脳内検索に時間はかからず、

多くの新しい情報を
処理する必要がないので、
より速く時間移動している感覚になります。

年々、年齢を重ねるごとに、
時間経過を早く感じるのは、
このせいです。

年齢を重ねていくと、
新鮮な情報、知らない、新しい情報に
触れる機会が減少し、

脳内には、既知の情報、
過去、既に処理した情報があるから。
脳内でデーターベース化されているからです。

同じクロックタイムなのですが、
マインドタイムでは、
より短く、より早く感じてしまいます。

脳は、それほど早く処理する必要性がないので、
素早く検索結果を弾き出します。

時間知覚が完全に「脳の構造」にある
ということは、たくさんの研究でも
明らかになっている事実。

この知覚される時間の経過を、
より遅くさせることで、

「はやっ、やっば、もうこんな時間が過ぎちゃってた・・・」
「なんにもこの1年できなかった・・・」

このようは物事が異常なほど
速くすぎさるように感じ、

すぎ行く時間を後悔し、不十分感、
不満足感、自分の人生を逃したように
感じてしまう感覚を止めることができるのでは。

高速に過ぎ去る時間にくさびを打ち、
もう少し時間感覚を取り戻せて、
減速できるのでは。

でも、知覚される時間の経過を遅くする
方法として、どうやればいいのか。


1)新しいことを学ぶ



子供が見たり、体験したり、
嗅いだり、聞いたり、味わったりすることの全てが、
新しいことなので、

それらが記憶の大部分を占めるため、
子供たちの時間はゆっくりと
過ぎていく感じがします。


脳に、新しい情報を与えてあげること。

そうすることで、脳は、「ファ??」となる。

知らないことなので、検索する時間が
必要になってきます。

自分のデーターベースにないことなので
検索結果を叩き出す処理時間がかかってしまいます。

それによって、時間の経過がゆっくりと
進んでいるように感じることができます。

語学、資格、スポーツ、絵画、芸術、
キャンプ、料理、趣味、

なんだって構はない。

これら以外でも、
新しいお店に入ってみる、
いつもと違うメニューを頼んでみる、
いつもと違う場所で作業をしてみる、
いつもと違う場所へ出かける、
いつもと違う人と出会う、
いつもと違う道から行ってみる、
いつもと違うジャンルの本、映画を選ぶ、
などでも構はない。

つまりは、コンフォートゾーンから抜け出し、
新しいことを学び、
新しい体験をする。

ただそれだけ、シンプルに。

川の水のように流れている時間。
それを「新しい情報」によって、
くさびをうつイメージ。

門でせきどめるイメージ。

1つの新しい情報によって、
門を1つ閉じる。

門を1つくらい閉じたくらいじゃ、
下からも横からも、
ちょろちょろと水(時間)は流れ出ていく。

そこでまた1つ新しい情報を追加すると、
また1つ門を追加される。

その繰り返し。

あとは、そのせき止める門を
5メートル間隔で追加するのか
1メートル間隔で追加するのか。

1メートル間隔の方が
当然より多くの水をせき止められる。
川下に流れ出てしまう水量は減る。

つまりはマインドタイムを遅らせることに
繋がるってこと。


そして、語学でも資格でもなんでも
習得したってなると、つまり既知情報として
脳内で処理されるようになると、
その時点で閉めていた門は徐々に開いてきてしまい、
また再び水が流れ出してしまいます。

新しい情報、新しいことを学ぶことを
繰り返し、門を追加して、
閉門作業を行っていく。

これの繰り返し。


でも楽しいこと、新しいことって
一瞬で終わってしまうような感覚になりません?

これは「休日のパラドックス」と呼ばれていて、

楽しんでいる最中ってのは時間の
経過にあまり注意を払わないので、

時間がワープしたように、
一瞬で終わった感覚になる。

そう、その時は。

でもそのことを休暇中にでも、
思い出し、振り返ることで、

新しい経験、楽しかったことのおかげで、
記憶も鮮明になり、その時間感覚は長く、スローで、
いつまでも充実して感じることができ、

楽しんでいない時よりも、
時間の経過感覚を遅くすることが
できるんだってさ。


2)ルーチン化の見直し



何かを続けたいと思った時、
それをルーチン化していけば、

自動操縦となり、意思のあるなしに関わらず、
モチベを挟む余地がなく、
習慣化することでき継続することできる。
そういうメリットはある。

ただでもこのルーチン化は、
新しい情報の追加ではなく、
繰り返される作業なので、

脳内では、日に日に検索に要する時間が
不要になってきます。

検索をそんなに頑張らなくもいいから
これが時間経過感覚を早めることにも
繋がるとも言われています。

ルーチン化はいつしかやったことさえも気付かず、
記憶にないくらいとなり、

あっという間に時間が過ぎていたこと、
いつの間にやっていたんだろうかと、

まるでワープでもしたかのように、
高速移動したかのように感じてしまいます。

同じことを繰り返している日常。

だから、このルーチン化されている部分は
時折、見直してあげること。

すごく小さな変化でもいいから、
少しだけでも変えてあげるとか、
別角度から見るとかして
創意工夫をしてあげること。


3)下向きの比較



過去を振り返る。
自分がどれだけできたか、
どれだけの道を歩いてきたか、

その軌跡を振り返ること。

開始してから、今までの
これまでの歩み。

進捗を確認するクセをつける。

これまでの道中を思い出し、
しっかりと噛みしめること。

ルーチンや慣れた日々、
自動的に、無意識で過ぎ去っていた時間、
日々にくさびを打ち込むこと。

今の自分があるのは、日々多くの、
小さな事を達成してきて、
進歩を遂げきたってこと。

遥か昔のように、ずっと前のことように
思えるから。

どうやってここまで取り組んできたのか。
その道中にあった色々なストーリーに
思いを馳せる。


4)内省する



日常に忙殺され、あれも、これもと
あらゆるタスクで右往左往している時、

マルチタスクな状態は、時間知覚を
スピードアップさせるだけで、
生産性も向上しないことが研究で分かっています。

注意力が散漫になっている状態というのは
時間が過ぎ去るのが早く感じてしまいます。

ドイツの心理学者である
フロンティア領域研究所のウィットマン博士の
研究では、

何もない空間で1人で
退屈しているとき、気を散らすものがなく
「あー退屈だー」と自分の身体の感覚や感情を
過度に感知している状態。

自分と向き合って
自分の感覚に敏感になっているから。
この時、時間感覚が大幅に
長く感じるようになると。

つまり注意力を高めて、焦点を合わせれば、
その時は一瞬に感じられるくらい
集中しているけど、

結局のところそれは時間感覚を遅らせることに
繋がっているってこと。

内省する時間を確保する。

紙とペンを用意し、
ジャーナリングをする。

今の自分の感情を書いても構わないし、
感謝のリスト、これまで人よりもうまく、早く、
簡単にできた成功リスト、楽しかったリストや
時間をかけて1日を振り返ったりでもなんでもいい。
自分に注意を向ける。

流れ落ちていく大切な時間に
くさびをうちこむことができるから。

時間をより遅くするのに
自分との内省する時間はとても役に立ちます。
マインドフルネスですね。

時間をかけて自分と対話し、
新しいことに積極的にトライし、
新しい体験を増やして、
新しい思い出をたくさん作ること。

振り返る思い出が多ければ多いほど、
高速に流れている時間のスピートを
遅らせることができる。

新しい体験をして、振り返る思い出が
1個の人と、10個の人とでは
当然、1個の人のほうが、
時間感覚がより早く感じてしまう。

前述した門が1個だけだと
時間という水の流れは
止められない。

1つの門をくぐるだけで、
「今」に簡単に到達してしまうから。

非常に早く感じる。

でも何個もくさびを打つことで
この時の流れ、水の流れを
遅らせることができる。

門が10個あれば、10個の門を
くぐり抜けて、ようやく「今」に到達するから。


あなたは、今日からこの1年で
水門をいくつ作ることができるか。



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。