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2021/02/10 14:00



倦怠感、モチベ低下、ストレス、疲れ・・・

これらをどのように紛らわせて、発散させていますか?

チョコレートを食べ、アイスを食べ、ポテチを食べ、
寝っころがり、スマホ、SNSのスクロールに何時間も費やしたり、
過剰にアルコールを摂取したりなど、

私たちが不安、切断、脆弱性、孤独で無気力な
感情になって、苦しんでいる時、
これらをすることで「快適」なように感じてしまいます。

セルフケアの一環だと思ってやっていることが
逆に疲れや無力感を倍増させてしまっていて、
エネルギーを消耗させてしまうということ。

「シャドウコンフォート」:影の快適さと呼ばれていて、
80年代にジェニファー・ラウデンという心理学者に
よって作られた概念。

多くのお菓子を食べすぎて、長時間テレビを見て、
必要性がないものをポチり、たくさん買い物をし、
過剰な時間のネットサーフィン。

シャドウコンフォートは、影の快適さ。
文字通り、影であり、あなたに栄養や
パワーを与えてくれず、減少させてきます。

快適な「形」をしているだけにすぎない、
疑似的快適であり、自分の心を癒す代わりに
自らを罰しているということ。


シャドウコンフォートは、快適な時間でいられるのは
とても短命で、目先の快楽。

長きにわたって安定しない。

それをやった後は、
やる前よりもメンタル、感情が
悪化してしまうということ。


それをやるからこそ、気分が悪くなる、
イライライする。
だからまたほしくなる→やる。


その時はスッとする。

「これをすることで、気分が楽になる」という思い込み、
疑いなく、それが信念レベルにまで落とし込まれている状況。


またそれはすぐに枯渇する。


よく、たばこを吸う人が言うセリフ。

「イライラしてきたからたばこ吸ってくる」

イライラする→だから、吸う。
まるで、イライラを解消できるかのような錯覚。

吸う→だから、イライラするのであって、


やるから、枯渇する。

でも止められない。本人は、
イライラはたばこを吸うことによって、
解消できると本気で思い、
思考回路がそのように通信され、
何十年とクセがづいている。

そして、吸うから枯渇する。

だからまたやる。

集中できないから→やる。

でも、やるから→集中できない。
集中できないから→やる。


何年もこの思考回路を繰り返し、回線が太くなり、
そのように脳が学習していく。

これをしないと、本当の快適さはやってこない、
本当の快適は手に入れられないんだと
思い込んでしまっている、洗脳状態。


メンタルポイントが下がってしまっている時、

その要因や感情を、直視したくない、
現実を見ないよう回避する。

その手段はたくさんある。

・食事関係(甘い物、高脂肪、高カロリー食の過剰摂取)
・過剰なアルコールやジュース
・過剰なタバコ
・過剰なゲーム
・過剰な仕事(仕事をしている間は感情と向き合わなくてもいい、オーバーワークへ逃げ込む)
・過剰な運動(嫌な事、先延ばしにしている事から目を背け、逃げることが目的の運動)
・運動不足、不健康(ストレスケアによる適度な運動を避け、寝たきり、自堕落な寝っころがり)
・過剰なメールチェックやスマホチェック
・薬物乱用



自分の感情に関与したくない。
自分の内なる声に耳を傾けずに
回避しているけど、結局は、それによって
余計に疲れてしまうということ。


そこで、

1)原因を探る



内省する時間を確保してください。

そして以下をジャーナリングします。

どんな時、シャドウコンフォートする?
どういう状況、どのような感情の時に、それに走ってしまいますか?


恥、非難、怒り、不安、恐れること。。。。


例えば、

・自分がやっていることを否定され、
自分には能力がないんだと落ち込み、馬鹿らしくなった時
ついつい、やけ酒し、記憶が酩酊するまで飲んでしまう。

・認められたい、愛がほしい。他人へ強い度合で依存してしまう。

・ケアレスミスが続いてしまい、なんて自分はバカなんだろうと
情けなくなった時、ジャンクフードや甘い物を
過剰に食べすぎてしまう。




あなたのシャドウコンフォートの
トリガー(引き金)を予め把握しておく。


これによって、ジャンフードが無性に
食べたくなってきた時、

甘い物が異常に食べたくなっている時、

痛みや感情を避ける目的で
運動や仕事を過剰にしてしまう時、

「あー今、エネルギー下がってるなー。
このままだとシャドウコンフォートに
走ってしまうなー。シャドウコンフォートしちゃうと、
後が、今よりも、もっともっと辛くなっちゃうなー」と

少し、そのことに意識が向けられるようになり、
ワンクッション挟むことができ、
シグナル的に働いてくれるようになる。

そのシャドウコンフォートをやりたい衝動性に
駆られるのは、いったい自分にとって、
何を意味をしているのだろうか。

そのシグナルは何を教えてくれているのか、
そのシグナルが発せられるっていうのは、
どういう意味なのか。

どういうメッセージをあなたに
伝えてくれているのだろうか。


今まで衝動的に反応していたものが、
意識することで、自分の意識と
衝動的反応との間にスペースが生まれ、
距離ができる。




2)代替え行為を検討する




________A____________の代わりに、______B______を選択できます。

________A____________の代わりに、______B______をやります。


Aには、現在のシャドウコンフォートを記載する。

Bには、新しい行為、代替えの行為を記載する。

例えば、Aを過剰な甘い食べものとして、代わりに、
Bは適度な運動にしたり、直ぐにドライフルーツや
果物を食べるなどの行為の代替え。


本当の快適さを得ようとする場合、
まずは不快感、悲しみ、怒りに
直面、向き合うことから始まります。


それによって、真の快適さが私達を
包んでくれるようになる。


シャドウコンフォートは先に甘い言葉で、
優しく、慰めるように手招きをしてくる。

本当の快適というのは、
チョコを食べ、ファストフードを貪り、
寝っ転がって、スマホや動画を長時間スクロール
することにあるんだよと。
それこそがあなたが今必要なことなんだよと。


だたそれによって自身のエネルギーが
削がれ、モチベやメンタルバランスを無力化して
しまうリスクが非常に高くなり、
パフォーマンスも低下し、それは生活の質、
日々の幸福度とも密接に繋がっている。


本当の快適はそれではやってこない。
心からの安らぎはやってこない。

身体、脳、メンタル、感情は休まらない。


本当の快適さというのは、

不快を対面し、受け入れた時にだけにやってきて、
心から安心し、充足し、癒され、回復する。

それは私たちが背負っている大きな
負担という大荷物を、軽くしてくれる
ものであるということ。



3)それって心から望むもの?



これらシャドウコンフォートを
ついついやってしまうことを習慣にしている時、

それを致命的な欠陥として
否定的に捉えるのではなく、

自分がしてしまっていること、
自分のやってしまっていることについて、

自分で自分自身を特定するのに、
十分なスペース、余白を
作ってくれているということ。
シグナルであるということ。


そこで、衝動の反応から、
意識の速度を落とし、一時停止し、以下の質問を。

・これは私が学びたいことを教えてくれますか?

・これは私が私の本当の人生を送るのを助けていますか?

・これは私にエネルギーを与えていますか?


そして、次の質問を。

「私の魂、心から思う、もっと満足させるものは何か」

「このシャドウコンフォートは私に何を伝えようとしているのか?」

そして、最後に、

【本当は何が欲しいのか?】

という自分が欲するもの、目指しているもの、
大きなゴール、達成したいこと、心から望むもの、
信念、理念、価値観は何ですか?と自問すること。


思い立ったらすぐ行動を。
今、直面している不快な感情と向き合い、
それを受け入れる。そうしないと直ぐに
チョコの誘惑に駆られてしまいます。



おあとがよろしいようで。
今日はここまで。
おしまい。



Good virtues グッドバーチューズ