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2020/09/14 14:00



あなたは「ガスライティング」という言葉を知っていますか?

ガスライティングとは、
心理学用語でもあるのですが、
元々は映画Gaslight(1944)で、男性が妻をマインドコントロールして、
彼女が自分の心を失っていると思うように
仕向けていくという内容です。

彼女が正気でないと信じ込ませ、
彼女の心を支配し感情虐待し、掌握していきます。

彼女は神経過敏、不安感の増大、
自分自身のメンタルが制御不能、正しい判断ができない人間
と感じるように錯覚していき、家族や友人から
引き離していきます。

つまりは、ガスライティングとは
心理的、感情的虐待の1種で、
相手の判断や感情に疑問を投げかけて
「自分の人格や性格って根本的におかしいんだ」と

人格と自己を否定し罪悪感を抱かせ、
判断を混乱させて、その人を心理操作していく、
陰湿なものです。

ガスライティングって言葉を知らない方も、
相手の人格に疑問や否定をし、相手の判断が
正常ではないと混乱させることで、

責任を転嫁させたり、謝罪させることが
できるというのを知っていて、
そうしている人も多くいる。

これ、立派な感情的虐待で、やられている方は、
そうとも気付かずに、不安感の増大、うつ病、PDSD、
自尊心の低下、共依存など、神経症、など
メンタルヘルスの問題になってきます。


1)ガスライティングされたことで
どのような感覚に陥るのか

・自分の感情と現実を疑います。
「私、感情的になりすぎているのかな?」「敏感すぎるのかな?」
「ちょっと異常なのかな?普通じゃないのかな?」

・自分の判断と認識を疑います。
自分の感情を相手に話すことを拒否し恐れている。
自分の意見を発しても、結局は論破され、謝罪し、
気分が悪くなるだけだから。だから黙ってしまいます。

・自分や他の人を信頼するのが難しい

・謝罪する必要性を常に感じている(いつも自分のせいだと感じる、
あなたが責任があると感じる、いつも謝罪することになる。
謝罪に多くの時間を費やす)

・常に豊富な事実を使って、推論や物事の見解をバックアップ
しなければならないような感覚、全てを証明しなければ
ならないような感じる

・根本的に何か人として失っている、足りない、
問題があるのだろうかと疑問を持ち、心配してしまいます。

・自分の判断に自信が持てなくなり、自己肯定感も下がり、
挑戦する勇気やモチベ、エネルギーが低下している。
意思決定するのに苦労し、そういうことを避けるようになる。



2)ガスライティングはどのように言われるか



「敏感すぎるんじゃない?」
「過剰に反応しすぎてるよ」
「あまりにも感情的すぎない?」
「あなたは今、異常なこと言ってるの分かってる?」
「あなたはいつも〇〇をしている」
「あなたはいつも、関係ないことをすごく大事にしている」
「あなたが言っていることは何も意味がない。自分で分かってる?」
「いつも考えが偏りすぎてる」
「あなたは明確に考えていません」


あなたという言葉で始まります。

ガスライターはいつも他人のせいにし、
相手を口車にのせ、自分の発言や行動について
責任を負いません。


3)ガスライティングで使用される方法



現実に対するあなたの認識全体を損なう心理技術です。
あなたは「私のどこが悪いのだろう。なぜこうなったのだろう」と
錯覚、混乱し、自分の思考や判断、人格に疑問を持ってしまいます。


1.露骨な嘘をついてくる

あなたは完全な嘘であることを知っています。
しかし、相手はこの嘘を露骨に堂々と真顔で言ってきます。
どれだけ証拠を提出しても、非常に説得力のある言い訳をして
変えることはありません。
相手が言っていることが真実かどうかではなく、
あなたを不安定な状態に仕向けることが目標だからです。


2.周りに嘘を吹きこむ・悪評の流布

あなたのことを心配しているふりをしながら、
周りの人間へ「あの人は、感情的で、不安定で、
ちょっとおかしい人だ」と思われることを
他人に話していきます。周りから固めていきます。

あなたがいくら私はガスライティングされていると
叫んでも、回りはあなたをあまり信じることが
できないように仕向けていきます。


3.自分が間違っていると思い込ませる

気持ちを伝えようとに発言すると、「落ち着け!」、
「反応が過剰だよ?」、「なぜあなたはそんなに敏感なの?」と
思ったこと、気持ちを伝えられず、自分が間違っていると
思わせてきます。


4.責任転嫁



責任を転嫁して人のせいにしてきます。
会話をねじり、変更し、あなたを責めることができます。

あなたの行動に着目してきて、まるでその行動に
関連性があったかのように言い、相手は、
「あなたの行動が悪く、原因はあなたのその行動だ」と
責任を転嫁し、まるでそうであるかのように
信じこませて状況を操作していきます


5.思いやりのある言葉を武器として使う



あなたを傷つけた理由を合理化する為に
言い訳をし判断を鈍らせてきます。

親切で愛情のある言葉を使って状況を
スムーズにしようとしてきます。
相手は「私がどれだけあなたのことを心配しているか。
わざとあなたを傷つけることなんてするはずないよ」と言う。

でもその言葉の裏に、上記1-4で、
自分の判断に疑問やいつも謝罪思考が
出てしまう場合、相手はガスライティングを
してきているので、その言葉は本心ではありません。

また、相手によって心、または身体が傷つけられた場合、
相手は、「あなたのことを思って」感をやたらと
前面に出してアピールしてきます。だから悪くないんだ、
わるぎはないんだと正当化してきます。

「あなたの為になる、よかれと思って」という好意だったと
ずっと延々に語られていると、その間に、あなたは
だんだんと自分の記憶や判断を疑いはじめます。
相手はまさにこれを目標にしています。


いかがでしたか?

同僚、上司、友人、恋人関係、夫婦、家族など
あらゆる場所で起こります。

知らず知らずのうちに、
ガスライティングされていませんか?

あなたの感情や考えはまったく正常であること、
そして自分を信じてあげることです。

そしてガスライティングは感情的虐待です。
暴力のようにアザや傷がない分わかりにくく、また
陰湿で、緩やかに、時間をかけて疲弊させ、
支配しようとしてくるので、外見では非常に分かりにくいのが
やっかいです。

だから、頭の片隅に入れておき、
もしこのような状況で困っている場合は、
心療の専門家の力を借りるか、そもそも付き合わないようにする、
シャットダウンするのが懸命です。