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2020/09/01 14:00




コロナの影響によって、
世界中が不安になっている。

自分は感染しないか、したらどうなるのか、
本当に治るのか、後遺症はないのか、
この先の仕事はどうなるのか。

テレビや新聞を見れば、感染者数、死亡者数、
病床数、芸能人の感染情報、医療従事者の叫び・・・

そして、あらゆるイベント、集会、
遠出の自粛によるイライラ。将来や感染の不安、緊張。

神経過敏、自律神経やホルモンバランスの乱れなど。
今、メンタルヘルスの重要性が日に日に増してきています。

そんな中、近年で再び脚光を浴びてきているのが
イノシトールという炭水化物。

炭水化物というと加工されたネガティブな太る、
炭水化物ではなく、ポジティブで、良い炭水化物。

イノシトールはまたビタミンB群に分類され、
ビタミンB8とも言われています。
実際にはビタミンではありませんが
ビタミンのように機能作用があるから。

このイノシトールという成分は、植物や食品にも
含まれているアンチエイジング成分であり
人間にも、あらゆる細胞に含まれているんです。

イノシトールは主に小腸から吸収され、 
すべての体の組織に分布していて、
脳、心臓や循環系、目の水晶体に最も高濃度です。
ビタミンB3に次いで、イノシトールは体内で2番目に
高い貯蔵量を持っています。

細胞成長促進に不可欠な成分であり、
有害なフリーラジカルによる細胞を錆び付かせて、
健康な細胞をくたびれさせ、免役力を低下させる
ことから守り、戦ってくれる
抗酸化特性を持っています。

イノシトールには下記のような症状に
効果的だと言われています。

[メンタル、神経、脳]

・不安
・うつ病
・双極性障害
・パニック障害
・強迫性障害(OCD)
・ADHD

[ダイエット]

・肥満、高コレステロール、体重増
・過食症
・糖尿病と糖尿病からくる神経障害

[その他]

・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・抜け毛
・皮膚炎や湿疹


1)気分および不安障害



イノシトールは、「気分が良い」幸せホルモン
という別名のあるセロトニンとドーパミンの産生を
刺激することにより、うつ病、不安症、
その他の精神障害を改善すると考えられています。

臨床精神薬理学のジャーナルは
20人のミオイノシトールの効果を調べました。

4週間にわたってミオイノシトールを
18グラムの用量で毎日提供した後、
4週間にわたって、一般的に処方されている
精神薬であるLuvox(フルボキサミン)を
150 mgの用量で毎日投与しました。

ミオイノシトールを与えられなかった
個人のセットと比較すると、
実際にパニック発作を週に平均2.4回減らせました。

2001年イスラエル保健省メンタルヘルスセンターよる
「パニック障害の治療のための
イノシトール対フルボキサミンの二重盲検比較対照試験」より


別の小規模な研究では、1日あたり6グラムで
11人中9人のうつ病が改善したことが報告されています。


イノシトールは、脳内の情報を運ぶ、
神経伝達物質を作るプロセスに良い影響を与えてくれる。
それにより情報伝達が効率的に脳内で行われる。

脳内の通信網、インフラが整い、
情報がスムーズに張り巡る。

つまりこれらは健全で安定した脳、
メンタル、神経であり、パニック障害などの不安、
神経障害などを治療するのに有益とされています。


2)代謝障害



イノシトールが高血圧、糖尿病、メタボの
発症原因である代謝障害をケアできることを
示唆する証拠があります。

2016年のパイロット研究に掲載された
the International Journal of Endocrinology
(内分泌学の国際ジャーナル)によると、

毎日、それらの抗糖尿病薬と一緒に
ミオイノシトールおよびD-キロイノシトールを
与えられた2型糖尿病患者の空腹時の血糖値の低下
(192.6ミリグラム/ dL→3か月後には160.9 mg / dLに低下)
それとヘモグロビンA1C(8.6%から7.7%)に低下した。


また妊娠糖尿病の女性を対象とした他の研究でも、
インスリン感受性と血糖コントロールに対する
イノシトールの利点が示されています。

2011年イタリアメッシーナメッシーナ大学による
「ミオイノシトール補給が妊娠糖尿病患者のインスリン抵抗性に及ぼす影響」より


他にもthe journal Menopauseに掲載された別の研究では、
イノシトールが閉経後の女性のメタボの治療に役立つ
可能性があることを示唆しています。研究によると、
イノシトールサプリメントの6か月に割り当てられた女性は、
プラセボ(偽薬)を提供した女性よりも
血圧とコレステロール値の大幅な改善を経験しました。


イノシトールはインスリンシグナル伝達に役割を果たし、
またインスリンに対する体の感受性を改善する可能性があります。
インスリンは血糖値を制御するために必要なホルモンです。

またイノシトールは脂肪分解作用があり、脂肪の分解を促進し、
脂肪の異常なまたは過剰な蓄積を防いでくれます。



3)女性の生殖能力



多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、
アンドロゲン(男性ホルモンの総称)レベルが
上昇している状況で、女性ホルモンである
エストロゲンの欠如し、

生殖ホルモンのバランスが乱れて
しまう状態です。

PCOSの女性は不妊リスクが高まってしまいます。

またPCOSは、アンドロゲンが高くなってしまうと、
インスリンが十分に働かなくなってしまい、
血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が
増えてしまう病気です。

筋肉や肝臓が血液中のブドウ糖を取り込まないため、
血液中にこの糖が浮遊して行き場のない、
シロップのような血の状態。

血糖値が下がらず、糖尿病の発病につながります。

PCOS患者の80%で体重増の傾向が示されており、
痩せるのが難しい体質になります。

これはホルモンの不均衡が原因であり、
インスリンの処理が困難になってしまうことによるもので
2型糖尿病、心臓病、肥満のリスクも急上昇します。

インスリン感受性の問題が、
PCOSの女性の生殖能力低下と不妊の原因の
1つである可能性があるってことで、

イノシトールはインスリン感受性を改善する
可能性があるため、潜在的な治療法として
研究されています。

25人のうち22人(88%)が治療中に少なくとも
1回の自発的月経周期を回復させ、そのうち18人(72%)が
追跡期間中に正常な排卵活動を維持しました。
合計10のシングルトン妊娠(患者の40%)が得られたと研究が示唆。

2007年イタリアのIRCCSサンラファエレ病院、
ヴィータサルート大学による研究
「多嚢胞性卵巣症候群患者における
ミオイノシトール:排卵誘発のための新しい方法」より


また、Endocrine Practiceで発表された研究では、
PCOSの女性20人に、プラセボ(偽薬)または
6グラムのD-キロイノシトールを
1日1回、6〜8週間投与。

結果は、D-キロイノシトールが、
高血圧や血中脂肪レベルの上昇など、
PCOSに関連するいくつかの異常の
治療に役立つことを明らかにしました。

さらに、テストステロンレベル(男性ホルモンとも
言われているが女性にもある)の上昇は、
プラセボを投与されたグループの0%と
比較して73%も減少しました。


イノシトールを摂取する方法として
サプリメントか食品があげられる。


・果物全般(特にマスクメロン、バナナは多い)
・豆
・穀物
・ナッツ
・レーズン
・オート麦
・柑橘系の果物(レモン以外)
・キャベツ

これらはミオイノシトールが特に豊富です。
果物や野菜を調理または冷凍すると、
それらのイノシトール含有量が減少します。

カフェインは、体内のイノシトール貯蔵を枯渇させ、
潜在的なイノシトール欠乏症を引き起こして
しまいますので注意が必要です。


コロナによって、色々とメンタルバランス、
ホルモンバランスが崩れてしまう。

またそれら乱れとストレスで色々なところに
ガタがきてしまう。

これはあなただけではなく、世界中で重大な
健康問題になっている。

このイノシトールが再び注目を集めてきているのも
納得ですね。




おあとがよろしいようで。

今日はここまで。

おしまい。