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2020/07/20 14:00





唇の乾燥。いやですよね。
唇がひび割れしたり、皮がめくれそうになっていたり。

ガサガサした唇だと気になりますし、
見栄えも悪いですもんね。

この唇の乾燥、皮のめくれっていうのは
いくつかの要因が重なりあってできるもの。

また、そもそも唇というのは他の皮膚のように
皮脂腺、汗腺がないため、唇が湿気を保持するのは
非常に難しいのです。また毛穴もありません。

皮脂詰まりや皮脂バランスの乱れによる
ニキビというものがなく、唇にできる吹き出物は、
炎症反応であり、ストレスや胃腸の弱体など
別要因による防御反応やストレス負荷のサイン
というのがほとんどです。

また唇の外層部分は、他の皮膚細胞のように
角質層がありません。あれば水分をある
程度保ってられるんですが。

唇の外層は脂肪、タンパク質、死んだ皮膚細胞などで
構成されていて、複雑に織り込まれたものが、
バリアの役割を果たしています。

このバリアによって乾燥した皮膚を保護します。
でも、唇の外層は他のどの皮膚の部位より薄いです。

なので元々、唇は乾燥しやすく、敏感で、
皮膚が剥がれやすい部位だということもあります。

そこで下記、これら唇のトラブルの原因について
まとめてみた。


1)口を開けて寝ている

口を開けて寝ている、口呼吸で寝ている人は
口からの空気の出し入れ時に、空気が唇を通過します。

空気の通り道になってしまい、
空気に触れる面積が多くなってしまいます。

意識なく寝ている最中であっても、
人間ずっと口を開けておくのも
つらくなってくるので、たまに口を閉じ、
唾液を出して、唇を舐めてしまう。

これにより空気の通り道はますます
乾燥してしまいます。
睡眠前にはしっかりと唇にリップやバーム、
オイルなどを塗ってから寝るようにしましょう。
また加湿器があればなおのことよし。


2)唇の皮をついついめくってしまう

ついつい皮を自分でむいてしまう。
めくってしまう。
皮を歯で噛んでしまう。

この皮をむくという行為って、自傷行為に近く、
爪を噛んでしまう、ニキビを必要以上に気にして触ったり、
潰したり、枝毛が必要以上に気になり、毛をいつも触ったり、
抜いてしまう行為、という行為などもそうなんですが、

ストレスの蓄積や欲求不満の蓄積による
メンタルバランスが不安定な状況を表しています。

これらをやめるには、認知行動療法の話しにも
なってくるんですが、

皮をむいている時っていうのはどういう時に、
何をやっている時に、ついつい無意識に
手が唇にいき、皮をめくってしまうのかを
明確にして、理解しておく必要があります。

これら無意識にしてしまうというのがポイント。
そう、これらは無意識にやっていることが多い。

それを突き詰めて原因を究明する。
やっていることを意識する。

そしてそれをしたくなった時は、
別の方法に置き換えて、それを習慣化していくこと。

デスクで単調な作業中、知らず知らずのうちに
手が唇にいって皮をむいていた。

むきたいって衝動に駆られた→「ガムを噛む」
「ナッツを食べる」「ドライフルーツを食べる」
「緑茶を飲む」など。

行為を置き換える。

単調な仕事中は衝動に駆られやすくなる
ということを予め掴んでおき、その芽を摘んでおく。

その衝動に駆られそうになったら、
ガムを噛むというこのサイクルを何度も何度も繰り替えして
脳に覚えさせていきます。


3)ビタミン不足

ビタミンの不足で顕著なのは、唇や口内のトラブル。
唇の乾燥、荒れ、ガサガサになるのはビタミンB2、
ビタミンB6、ビタミンC、が不足しています。

特にビタミンB2(リボフラビン)の不足が
唇には顕著に出ます。

卵、緑の野菜、牛乳、その他の乳製品、
肉、キノコなどが含まれ、
皮膚、目、神経系を健康に保ってくれます。



4)口腔カンジダ

カンジタ菌はカビの一種である真菌。
口腔内に常在するカンジタ菌は
多くの人が保有しています。

通常時はバランスを保ちながら
口の中にいて悪さはしないけど
例えば全身の疲れなど、抵抗力が落ちているとき、
免役が弱ったり、ストレス負荷がきつい時、
口の中が乾燥してしまう時などに異常繁殖してしまう。

ストレスケア、ストレス管理が
非常に大切になってくる。

運動もしかり、睡眠、ホルモンバランス、
免疫力を高める食事が必要になってきます。
そんな時、アダプトゲン
大事になってきます。


5)紫外線

太陽による紫外線により唇は乾燥します。
唇は他の皮膚より非常に薄くて、またメラニン、
つまり太陽から肌を守るのに役立つ色素が不足しているため、
日焼けの影響を非常に受けやすい。

また太陽は水分を吸い取り、身体が水分不足に
脱水し乾燥した状態に陥ります。

SPFで保護と保湿の両方を行うリップクリームと
紫外線による細胞の錆び付きや酸化から守ってくれる
抗酸化作用の高い食べ物の補給も同時に行うこと。

例えばビタミンEとCを組み合わせて摂取すると
UVダメージからお肌を守ってくれます。

ビタミンCが豊富なものに
いちご、キウイ、柑橘系、赤ピーマン

ビタミンEのお肌との関係


いかがでしたか?

他にもスイカ、トマトなんかも体内に水分与えてくれて
且つ紫外線から守る防御力もあるからおすすめ。

これから紫外線の強くなる時期です。
しっかりとケアして、唇のトラブルを
軽減し、滑らかで、弾力のある、艶やかな
唇へとしていきましょう。



Good virtues グッドバーチューズ